2020年4月19日日曜日

亡くなった人の夢を見るのは、どこか切ない





今朝、正確には明け方近くだと思うのだけれど、母の夢を見た。夢の中の母は亡くなった当時より少し若く、多分80代前半ぐらい。いつもの笑顔に、いつもの服で、いつものように家の中でちょこちょこと動き回っていた。



実は、母が死んでから母の夢を見るのはこれで2度目だ。ただし、今回は以前に見た夢より、少し印象の強い夢だった。というのも、夢の中で私は、

「ああ、何だ、お母さん生きていたんだ、死んでなんかいなかったんだ」

 と思って、とても安心しているんだよね。



目が覚めてからも少しの間は夢と現実のはざまにいて、

「やっぱりさっきのは夢だよなぁ。生きてるわけないものなぁ」

 なんてね。一周忌ができなかったことが心に引っかかっているのかもしれない。



これは何かの象徴かしらと少し気になったので、ネットで「死んだ人の夢を見る意味」を調べてみた。それによると、死んだ人が夢に出てくるのは、別に悪いことではないらしい。特に、身近な人が出てくるのは、何かを伝えようとしてくれているみたいだ。
例えば、「これからいいことがあるよ」とか、「何か危険が迫っているから注意して!」みたいな。




母はいったい何が伝えたかったのかなぁ。今こんなで、コロナ騒ぎで大変だから、
「あなたを守っているからね」

 と言いたかったのかなぁ。それとも、

「あんた、そこつ者だから気をつけるんだぜ!」

 とでも言いたかったのかな。



いずれにしろ、母はとってもいい笑顔をしていたので、その点は良かったなぁ、と思っている。あの世はそれなりにいい所らしいな、と。多分、あの笑顔だったら、一周忌を取りやめたことも怒っていないはずだ。



ただね、

「なんだ、生きていたのか、良かった!」

 と思った時の安心感が、身体の奥にしっかりと残っている。でも、それは文字通り砂漠の蜃気楼のようなもので、決して現実にはならないわけで、やはり何とも切ないというか、寂しさを覚えてしまうんだよね。



レックスも生きている限り、この命は大切にしないと、と思う。もちろん、自分の命だけじゃなくね。





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