2020年10月15日木曜日

同僚の仕打ちに心が折れそうになる還暦パート

 


同僚から嫌われているのが、ボディ・ブローのように地味に効いてきている。そう、例のOさんの件

 

別に、意地悪されているわけじゃない。悪口は・・・・・もしかして言われているのかもしれないが、直接耳に入ったことはない。でも・・・・・・

 

この間の昼休憩の時のこと。Oさんがレックスの座っていたテーブルに、飴を放り投げるように置いて行った。

ほら、よくあるやつ、女の人ってお菓子を持って来て皆に配ったりするでしょ。

 

そんな時、配る方は「あの人にはくれて、この人にはくれない」というわけにはいかないから、その場にいる皆に配るでしょ、あれよ。

 

でもさぁ、Oさん何も、それこそ一言も言わないで、無言のまま本当に放り投げるように置いて行ったんだよね。普通、

「どうぞ」

 とか

「はい」

 とか、何か一言ぐらい言っていくものなんだけど。

事実、レックス以外の人たちにはにこやかに何か言いながら置いて行ったし。

 

まあ、

「こいつには上げたくないが、一人だけ(皆の前で)ハブるわけにもいかないし」

 というところなんだろうけど、何かもう、心が折れるというか・・・・・

 

一番こたえるのは、ここまでされる理由がレックスには全く分からない、ということ。

 

例えば、以前Oさんとちょっとした言い争いがあった、とか、行き違いがあった、というのならまだしもなのだが、ほとんど接点のなかった人なのだ。それに、最初の頃はこんなふうじゃなく、別に親しくはなかったけれど、Oさんももっと普通に接してくれていたと思う。いつからこうなったのか、それはハッキリとは覚えていないんだけど、気がついたら他の人と態度が違ってた。

 

でも、その間、ほとんどOさんと話らしい話はしていないし、別に他の人とOさんの話をした覚えもない。

 

考えられる唯一のことと言えば、Oさんがレックスに挨拶したのに、レックスが気がつかなくて無視したとか、まあ、そんなことぐらいだ。でも、心当たりないけどね。

 

これからずっとこんな調子なのかと考えると、ちょっとうんざりしてくるなぁ。多分、レックスのことが虫が好かないのだろうけれど、表面上は大人の対応をして欲しいなと思う。別に、愛想良くなんてしなくていいからさ。

 

レックス自身にも問題があるのだろうけれど、ほんと、人が集まると何かある。これまでこの職場は人間関係が良いのか唯一の取り柄だったのだが、それも危うくなってきてしまった。自分では、

「別に意地悪や嫌がらせをされているわけじゃない。もっとひどいことされている人だって世の中にはたくさんいるのだから、いい年してこれぐらいでなんだ」

 と言い聞かせているのだけれど、セミリタイアした身には地味に効くわぁ~。

 

ただ、Oさんはレックス以外の人には愛想が良くて、明るく、正社員の人たちからも好かれている。なので、レックスが下手に何か言ったりしたら、返ってこっちが悪者になってしまう。ま、もし何かいう時があるとすれば、レックスが今の職場を辞める時だな。今のところ何も言う気はないけれど。

 

以前、レックスの友だちが、働いているコンビニで年下の同僚といざこざあって、

「全くやんなっちゃう!」

 と愚痴ってきた時、

「いい年して、そんなこと受け流せばいいのに」

 と思っていたアタシ。今にして友だちの気持ちがよくわかる。ごめんよ、Yちゃん!

 

人間、しょせん自分がその立場に置かれてみないと分からないものなんだよね。




2020年10月10日土曜日

ヤバい体験ワースト・スリー

 


この前、いつものようにyoutubeを見ていたら、海外旅行の動画が出てきた。若者向けの初心者バック・パッカー用動画、みたいなヤツで、「行きたい国・行ってはいけない国」をやっていた。そんなものを見ていたら、昔のことを思い出しちゃったよ。

 

若い頃の(と言っても、20代だけでなく30代、40代初めのころまで含んじゃってますがwww)レックスの一番の趣味は旅行、国内外を問わず、休みと言うと出かけていた。ノミの心臓の持ち主レックス父の遺伝子をしっかり受け継いだ小心者レックス、海外はだいたい治安の良い国、場所を選んで旅行していたのだが、それでも「ヤ、ヤバイ!?」という体験も無いではない。そんな「今だから話せる暗い過去」を3つ、(勝手に)お届けしよう。

 

1つはカナダのバンクーバーへ行った時のこと。この時は航空券とホテルを自分で予約するという、まあ言ってみれば手配旅行というヤツだった。で、2日目の朝、とある場所へ行こうとしていたレックス、バンクーバーの爽やかな空の下、とことこと気持ちの良い歩道を歩いていた。

と、ある時点を過ぎた途端、急に周りの景色が様変わりしてしまったのだ。それまではビシッとスーツを着こなした見るからにビジネスマン風の人たちが颯爽と歩いていたのに、いつの間にやら辺りには酒瓶を抱えて道路にうずくまっている人やら、ストリート・ガール風のお姉さんやら、そんな人しか見かけなくなってしまったのだ。おまけに道沿いに建っているホテルはレックスの目には、

「これ、廃墟!?」

 としか映らない代物。いかに鈍いアタシと言えども、

「ここはもしかしてヤバイ場所では!?」

 と察しがついた。でもね、目的地に到着するためにはその道しか分からない!! もう、行くしかない!! とまあ、後に引けない状況で。

 

そのうち町の様子が普通の繁華街に変わり、事なきを得たわけだけど、あの時は焦ったよ。1本の道路、1つのブロックを境に、ガラリと雰囲気が変わってしまう海外の恐ろしさを身をもって知りました。事前にちゃんと付近の様子を調べて、こうした場所は遠回りになっても迂回しなくちゃいけなかったんだよね。

あれ、カナダだったからまだしもだったけれど、アメリカだったらもっと怖かったろうな。

 

で、あと1つはイタリアのミラノとベニスに行った時。これも自分で全部手配した個人旅行だった。ミラノに1泊してからベニスに向かう予定だったんだけど、ミラノに着くのが夜だったんだよね~。

海外の未知の町に夜に到着する、ということはできれば避けたいことの1つだ。というのも、やはり夜と昼とでは町の様子が変わってしまうというか、地理が分かりづらくなるんだよね。この時もホテルを見つけるのに、確か30分ぐらいかかってしまったと思う。

 

いや~、1度も来たことがない外国の夜の町をキャリー・バッグ転がしながらさ迷い歩くというのは、心細いものだよ~。

「ホテル、ちゃんと見つかるかな!?」

 と不安になっちゃった。一応、ミラノ駅に近い所を予約しておいたのだが、何しろミラノなんて西も東も南も北も分からないし。道を聞こうにも、迂闊な人に聞けないし。ってか、イタリア語なんて分かんねーし。

ミラノは南イタリア、例えばナポリなんかと比べたら治安はいいのだが、それでも不安でいっぱいだった。

 

やはり、欲を言えば初めての国、町に行くときにはできれば昼間に到着するようにしたいものだ。

 

で、最後の1つ。こいつはその時には別にどうも感じなかったのだが、後で考えたら一番ヤバかったかも、というものだ。

 

レックス、今から30年ほど前、ケニヤに行ったことがある。ちょうど失業中だったもので、

「時間もあるし、せっかくだからちょっと行ってくるか」

 ということで。もちろん、この時は手配旅行ではなく、普通にツアーで行った。

 

目的は主にマサイマラなどのサファリ・ツアーで、国立保護区内にあるロッジに泊った。昼はサファリ、夕方から夜にかけてはロッジでまったりとお茶、おまけに添乗員こそいなかったが現地係員と運転手付きという、レックスとしては破格の豪華旅行だった。

 

国立保護区は簡単に誰でも入れる、というわけではないので、その中にあるロッジはまあ、セキュリティは良いと言える。私らのご飯のおこぼれをかっさらおうとやって来る野生のサルが唯一(?)の犯罪者、だった。

 

そんな具合にロッジはとても安全だったのだが、帰る時にケニヤの首都のナイロビに寄ったんだよね。ここでツアーの他のメンバーはガイドさんと一緒にナイロビの市場に行ったのだが、アタシは体調を崩していたので、ホテルに残ることにしたのだった。

でも、ホテルのロビーで1人でボーっとしていても退屈なので、そこそこ体調も回復してきたし、ナイロビの町に散歩に出ることにしたのだ。

 

でも、方向音痴のレックス、ホテルからあんまり離れてしまうと帰れなくなってしまうので、ホテルのそばをちょっとフラフラ歩くぐらいで、結局1時間ほどでホテルに戻ってしまったのけれど。

 

で・・・・後で耳にしたことなのだが、ナイロビの町って、すげー治安が悪いんだよね・・・・・

レックスが散歩したのはまだ明るい頃だったが、夜など100%と言っていい確率で強盗に会うとか会わないとか・・・・・・

そんな町を、昼とは言え日本人の女が1人でフラフラ歩いていたのか、と思うと我ながら冷や汗たら~、である。

 

幸い、レックスは「ガイドしましょうか」とか「お土産買いませんか」とかいうお兄さんに何度か声を掛けられただけだったけれど。そうそう、1人、

「北海道のアケミさんによろしく伝えてね!」

 という伝言をしてきたお兄さんがいたな。適当に、

「まかせて!」

 と言っておいたがwww

 

で、最後は物売りのお兄さんに、

「〇〇ホテルはこっちだよ~」

 とホテルまで連れてきてもらい、無事にホテルに帰り着いた。が、これは単に運が良かっただけ。見るからに筋金入りのバリバリのバック・パッカーならいざ知らず、アタシのようなフワフワしたお上り旅行者はこんなことは止めといた方が無難だ。

 

良い子の皆さんは決してマネしないでね!?

 

ああ、今となっては懐かしい思い出の数々だ。もう、ナイロビの町を歩くこともないだろうな。

 

でも、国内旅行ぐらいは行きたいよ~!!



2020年10月7日水曜日

この年になっても人間関係は何かと煩わしいなぁ

 


レックス、若い頃からどうも人間関係が苦手だ。友だちが全くいないわけではないのだが、何かの集まりでも、職場でも、昔からあまり人に好かれるタイプではない。すぐに誰とでも仲良くなれる人、というのも世の中には存在するが、そういう人をうらやましいとずっと思ってきた。実は今も職場に苦手な人が二人ほどいたりする。

 

何と言うのだろう、

「この人、アタシのこと嫌っている?!」

 っていう感じ。

 

最初の頃は、

「気のせいかな? 自意識過剰?(自分が)」

 とも思った。でも、特にOさんと言う人は、明らかにレックスとそれ以外の人に対する態度が違っている。例えば休憩時に廊下などでバッタリ会って、レックスが、

「お疲れ様」

 とか挨拶しても、返してくれないんだよね。これって、やっぱり普通じゃないよね。たいていは親しくなくても挨拶されれば挨拶ぐらいは返すでしょう。

 

ただ気になるのは、レックスの方には全く身に覚えがない、ということ。何か、Oさんの気に障るようなことをしたかな? と考えてみたのだが、全く心当たりがない。第一、元々あまり接触がないので、感情が行違うような機会もない。一対一で話したことなんて、皆無だからね。もちろん他の人とOさんの悪口はもちろん、噂話をしたこともないし。

 

ただ、レックスはけっこうハッキリものを言ってしまう所があって、自分では気がつかなくとも人の神経に障るようなことを言っている場合がある。その辺りは自分では分からない。Oさんに聞いたって、教えてくれるわけないし。

 

ホント、言葉というのは怖い。自分では意識していなくとも人を傷つけることもあるし、そんなつもりはなくとも相手に誤解されることもある。

 

ただ、若い頃と違ってレックスもそれなりに面の皮が厚くなってるので、

「ま、仕方がないよ。考えたって分からない。人の気持ちはどうにもできない。自分が悪いことはしていないと思うのなら、これまで通り当たらず触らず、普通に接していればいい。ただし、挨拶は明るく、きちんとね」

 と考えることにしている。

 

しょせん、人は全ての人に好かれることなんて、できない。それに、相手に嫌われたからと言って、自分が悪いとは限らない。

レックスは昔から人に好かれるタイプじゃないけど、そして若い頃はそれが悩みの種だったりもしたけれど、この頃はこう考えることにしている。

「アタシはアタシのために生きている。人に好かれるために生きているわけじゃない」

 そう、まずは自分を幸せにしてやろう。他人を幸せにするのは、その後でいい。自分を幸せにできなければ、他人なんて幸せにできないよ。

 

何と言っても、この年でやれ「人に好かれない、嫌われた」なんてことに神経も時間も労力も費やしたくない、というのが本音だ。そんなことに煩わされている暇があったら、自分が楽しいと感じることをしたい。だって、アタシに残された時間は決して多くはないからね。それに、レックスが自分から周りと距離を置いているのは確かだし。Oさんはそんなレックスの態度を敏感に感じ取って、「感じわる~」とかイヤな気持ちがするのかもしれない。

 

まあ、自分が人からされてイヤだと思うことを人にしなければそれでいい、そう考えることにしよう。

 

そうは言っても・・・・・やっぱり人間関係って、煩わしいね(ため息)




2020年10月3日土曜日

バーゲン会場でちょっとノスタルジーに浸ってしまった

 


今日はバーゲンに行って来た。けっこう人混みコミコミだったのだが、大丈夫かな? と言いつつ、しっかりお買い物してきたけど。

やっぱりね~、人間少しはストレス発散しないとやっていけないよね。いくら薄給パートおばさんだと言っても、働いている以上それなりの身だしなみは必要だし、少しはおしゃれもしたい。お金を払って何かを買う楽しみだって、味わいたいじゃないか。

 

もう、正社員時代のようにデパートでプロパー価格でお買い物、なんてできないけど、たまのバーゲンぐらいは楽しみたいよ。

ちなみに、レックスは「ミニマリストなんて、くそくらえ!」派だ。いや、別に恨みはないけど。モノが少ないだけが能じゃない、というか、多くてもいいじゃん、なんてな。

 

というわけで、広い会場を行ったり来たり、まあ結局大したものは買わなかったんだけど。職場で着る予定のカットソーとカーディガンを買った。それと、帽子と下着と5本指靴下。帽子はね、実は密かに旅行に行きたいと画策(?)している。別に、政府の「go to」に乗ったわけではないけれど。

 

そもそも今年は旅行の年にするつもりだったのだ、年の初め頃は。そこへあのコロナ騒ぎですよ。本来なら今頃は国内旅行2回ぐらい行って、その後の海外旅行に向けて計画を練っているはず、だったのに。秩父しか行けてないかわいそうなアタシ。しかも日帰り。おまけに秩父名物「豚丼」も食えなかったし。まあ、そんな人、今年は多いだろうけど(と勝手に決めつける)。

 

でも、ここへきてようやく「いいよね、少しぐらいだったら」的な雰囲気が出てきたので、今月はちょっと遠出したいと思っているのだ。と言っても、まさか職場で「コロナ第一号」になるのだけはさすがに勘弁なので、その辺りがなんとも微妙だ。レックスが行く予定の場所は特にコロナ患者が多い所ではないのだが(向こうの人から見たらレックスの方がよっぽど危険生物だろう)、そこへ至る経路がね。東京を通るし、新幹線に乘るしで。やはり一抹の不安がある。特に、公共交通機関、こいつが鬼門だよね。そうそう、この間、バスの中でマスクしていないオヤジがいて、すげ~腹立った。道歩いている時はともかく、乗り物の中ではやらなきゃダメだろ。

 

でも、アタシももはやりっぱなシニア。過ごしてきた時間より残されている時間の方がはるかに少ない。いつどうなるか、なんて誰にも分からないものね。だから、やれるときにやっておきたい、っていう気がある。

 

レックスの趣味は旅行で、若い頃はけっこういろいろな所に行った。国内は北は北海道から南は沖縄、特に沖縄は何十回も行ったし。海外も、13ヵ国ぐらいかな、行っている。今思えば、行っておいて良かった、と思う。もう、行けないもんね、いろいろな意味で。でも、行きたくてまだ行ってない所もあるし、できなかったこともある。人間、いつどうなるか分からない。やはり、やれるときにやっておきたい。

 

とゆーわけで、

「旅行へ行くなら、帽子は必要!」

 と、今日買いこんできたわけで。

 

今日、買い物してて思ったんだけど。バーゲンって、ちょっと通販に似ていなくもない。何だかんだ、「売れ残っている服を値段を下げて騙して売りつけちゃおう!」的な意図を感じる。

17,000円→5,000円!!」なんて書いてあるけれど、よくよく見れば、

「う~ん、これはデパートじゃ、17,000円ではとても売れないだろう、5,000円がいいところなんだろうね、つまるところ」

 みたいな。でも、お買い物上手な人はそんな中から掘り出し物を見つけて、うまくコーディネートしちゃうんだよね、うらやましい。レックスはお買い物下手なので、普通にバーゲン品を買ってきたけどさ。

 

バーゲン会場では「老母+中高年世代の娘」カップルもちらほら見た。高齢のお母さんも娘さんも、楽しそうにお買い物していた。何だか、亡き母を思い出しちゃったよ。レックス母はバーゲンとか好きじゃなかったから一緒に来たことはないんだけど。でも、食べることが大好きだったので、時々は連れ出して一緒に外食していた。

母が生きていたころは何とも思わなかったことが、今は無性に懐かしい。