ここ数日暖かだったのに、今日はぬわんと！ めったに雪が降らないレックス地方でもみぞれが！！ 今はまた雨になったけど。ったく、この気温の急降下にはびっくりですよ。コロナじゃなくとも身体にはきくよね。皆さま、お気をつけを。
さて、コロナの嵐にもめげず、でかいマスクをしてレックスが行って来たのは再び浅草はかの「木馬館」。そう、一昨日またまた大衆演劇に行って来たのだ。
本当はこの日は国立劇場まで歌舞伎を見に行く予定だったのだ。チケットもちゃんと買っていた。
ところが！ 例のコロナ騒ぎで公演が中止に。チケットも払い戻しになってしまった。元々行くつもりで平日休みもちゃんと取っていたのに、このままでおくものか！？
とばかり、思いついたのが再びの大衆演劇観劇で。寄席とどっちにしようか迷ったんだけど、寄席は時間が長い。もちろん、途中で出ることもできるのだが、レックスはケチ。
「同じ料金だ」
と思うと、どうしても出る足が鈍る・・・・に違いない、きっとそうだ。
やはり、今の時期は短い時間で終わる方がいいかなと思い、木馬館にしたのだ。
今回の出し物は二代目恋川純座長率いる「桐龍座」の「人生劇場」。むかぁ～し、レックス父が大ファンだった村田英雄が歌っていた歌と何か関係があるのだろうか？ と頭の中にクエスチョン・マークが飛び交いつつ、「義理と人情のこの世界～♪」にいざなわれるアタシ。
「木馬館」の中も、やはり客入りは今一つだった。そりゃね～、大衆演劇のコアなファンはやはり高齢者の方が多い。今のこの騒ぎじゃ、劇場に足を運ぶのも躊躇するよね。浅草は本来、こうした大衆演芸のメッカで、お客さんの方にも芸人さんたちを応援してあげよう、育ててあげよう、という気概が感じられ、非常に「良い雰囲気」の所だ。が、あのコロナのおかげで、何とも寂しい状況になってしまっている。この状況の中で演技される劇団員さんたちも気の毒だと思う。
お姉さんたちも（レックスから見てね）、
「この入りだもの、かわいそうだよね」
と同情しきりだ。
だが、演技そのものは力が入っていて、とっても良かった。「桐龍座」は関西を本拠地にしている劇団なのだが、関西の人ってサービス精神にあふれているな、と思った。少ないお客さんの中にあっても、客席の間の通路に飛び出したりして、場を盛り上げていたよ。
でも、レックスは相変わらず役者さんの区別が今一つ。
「若い、ちょっと年、背が高い、低い・・・・」
ぐらいの区別しかつかず。う～ん、いつになったらアタシは役者さんの区別がつくようになるのでせうか。
幕間にトイレに立ったのだが、７０代半ばから後半と思しきお姉さんたちがしきりに感想を言い合っている。
「やっぱりね、伍代孝雄が出ると、しまるよね！」
「うん、上手いよ！」
（伍代孝雄さんはゲスト出演されていた方です）
「でも、あの人ももう、いい年だろ？！」
（お、お姉さん、他人の年が言えるんですか！？）
「60ぐらいだろ！」
「化粧してると若く見えるよね！」
「伍代孝雄は少し腰が悪いんじゃないかね？！」
「女踊りは中腰になるからねぇ・・・・・」
う～ん、にわかなレックスにはとっても勉強になるお話であった。ことに、「腰が悪い」のくだりは、お姉さんがたの実体験に基づく鋭い洞察力を垣間見た思いがする。この洞察力には伍代孝雄さんも真っ青だろう。
（この方がウワサの伍代孝雄さんです）
若手の役者さんたちは演舞の時間には今流行っているJ-POPの曲で踊ったりする。レックスは内心、
「お姉さんたちにこの手の音楽はついていけないんじゃないかな・・・・・」
と思っていたのだが、ふと前の方の席を見ると、そのJ-POPの曲に合わせてノリノリで手拍子をとっている推定年齢７０代後半のお姉さんを発見！ レックスは思わず、
「おみそれしました！」
と頭を下げた。
そうそう、お姉さんたち、こんな話もしていたっけ。
「〇〇（すんません、名前忘れました）はいい男だね！」
「うん、いい顔してるよね！」
「もっといい役をつけてやればいいのに」
この〇〇さんは若手の役者さんの一人だ。お姉さんたち、イケメンには中々にめざとい。
（この人が多分、お姉さんご推薦イケメン〇〇さん・・・・だと思う、ピンボケだけど）
大衆演劇もさることながら、レックスはこの木馬館に集まる浅草のお姉さんたちが大好きだ。本当に元気をもらえる。今回も、本当に行って良かったと思う。もちろん、コロナには気を付けないとね。
レックスもがんばって「ごひいきの役者」さんを見つけたいな～。そうすればもっと観劇が楽しくなるはずだ。ま、その前に「区別がつくように」にしないとね。
（この人が座長の二代目・恋川純さんです）
さあ、また来月も浅草に行くぞ！！ その時までにもっとコロナが静まっていればいいんだけど。
（ところで、人手の少な目だった浅草だが、中にはノー・マスクの
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