2018年8月7日火曜日

”えこひいき”は、学校だけの話じゃないよね・・・・・中高年パートの悲哀


相変わらず職場で冷遇されているレックス、「これからはシニアの力も活用!」とはどこの世界のお話ですか?! な毎日。やはり、中々におばさんにとって現実社会は厳しいのだ。

 

以前に比べたら会社の冷たい対応にもずいぶん慣れて、腹を立てる沸点もだいぶ低くはなったが、それでも面白くないと言えば面白くない。ただ、少し身を引いて客観的にそんな状況をながめると、何とも不思議な気もする。

 

ウチの職場では(社員の話によると)ミスの率を集計して、その率の高低によって仕事を分けている。こう聞くとずいぶん難しい仕事をしているように感じるかもしれないが、なんのことはない、単なるデータ入力とチェックだ。まあ、どこの会社にも人によって仕事の種類を変えるということはあるし、ヒエラルヒーは存在する。しかし、どうも首を傾げてしまうのが、その人選である。

 

何を基準にして、

「この仕事はあの人に。あの仕事はあの人にはさせられない」

 と振り分けているのか、その基準が今一つ分からない。私のような「おばさん」が差別されるというのはもう、分かりやすい話なので納得なのだが(でも面白くないけど)、同じぐらいの年代の方々でも何となく振り分けが行われている。もちろん、「ミス率」の低い人が重要(ホントは大したことないんだけど)な仕事を任される、ということはあるのだろうが、その肝心のがどうも怪しい。

 

というのも、最初からある一定の人にはどんどん仕事を任せるし、逆にある一定の人には任せない、という現状があるからだ。誰でも場数を踏めばスキルは上がるし、逆にやらなければいつまでたっても上達は難しい。つまり、最初からある種の差別化が図られているのだ(少なくとも私の目にはそう見える)。その線引きの基準をどこに設けているのか、私にはサッパリ分からない。

 

また、人には様々な性格があるように、仕事の覚え方についてもその人なりの人となりがある。呑み込みが早い人も居れば、覚えるのは少し時間がかかるが、確実に進歩する人も居る。だが、私が観察するに社員の人たちは、最初、

「この人はこんな人」

 という評価なり見方なりをすると、中々それを変えようとしない。つまり、最初のその人に対する評価がそのままずっと、続くのである。一種の「偏見」と言ってもいい。まあね、たくさんのパートだし、それを一人一人正確に評価する、というのは難しいよね。何より、社員から見たら私たちパートは一種の部品にしか過ぎない。じっくり育てようなんて気もないし、理解しようなんて思ってもいないだろう。彼らにしてみたら、滞りなく仕事が回って行けば、それでいいのだ。パートが待遇に怒って辞めようが、次から次へ補充していければ問題ない。

 

それに、そうした「不合理性」や「理不尽さ」というのは、別にパートじゃなくとも、ウチの会社じゃなくとも、どこの会社・社会にもあるのではないだろうか。そもそもそれが「社会」だしね。大きな会社の新入社員の皆さんだって、「公正に」「公平に」扱われてはいないだろう? 

「あの人なら特別扱いされても仕方ない」

 と、納得できる場合もあるだろうけれど、

「どうしてこんなに扱いが違うのだろう」

 と憤ることも多々あるはずだ。

 

そんなわけで、まあこれも致し方ないよね、と自分を納得させているレックスです。

 

ただなぁ~、多少差別されるのは仕方ないとしても、こっちも同じパートなんだから、少しは「働きやすさ」というものを考えてほしいなと思う。もともと単調な作業なのに、同じ作業ばっかりさせるんだよね。こっちの仕事はあなたたちはダメ、みたいな。せめて仕事を回して欲しい、単調過ぎてまいってしまう。「ミス率」なんて言ったって、大した差はないんだからね(そんなに仕事のできる人がウチの会社に来るわけがない。たとえ来たとしてもずっといるわけがない。もっと時給の取れるとこ行きまっせ)。

 

そうは言っても、やはりこの年になると「他に行ってもやっぱり差別はあるよね」と仕事を変わるのに二の足を踏んでしまう。それに、同僚のパートさん達はけっこういい人が多い。意地悪な人はいないし、変な派閥もない。もし、転職した先に意地悪な人がいたらどうしよう!? とまあ、小心なレックスは腰が引けてしまう。
何より「はたして、他に仕事が見つかるかな?」と・・・・・・。

 

50代崖っぷち、職場に不満はあれど、ますます尻が重くなるのだ。

2 件のコメント:

  1. えこひいきだけはどうしようもない
    気に入られるのが得意な人いるもの。合う合わないもあるし
    たぶん才能なんで努力とかでどうしようもないと思う。
    せめて制度だけでも公平であってほしいが

    返信削除
  2. そうなんですよね~、やっぱり「気に入られる」というのは、相性もあるし、
    一種の才能もありますよね。

    私の目から見たら、
    「この人、いい人なんだけどな~」
    という人が冷遇されたりしてますからね。

    ま、これも世の中、ってことですね。
    少しでもみんなに居心地の良い職場になればいいのにな~。

    返信削除