2018年8月18日土曜日

ポテチを夕食にするのはちょっといただけない50代後半♀


えと、私の今の数少ない趣味の1つが読書。今読んでいる本に「ポテチを異常に食べる人たち」というのがある。何でも、ポテチには中毒性があって、依存症とも呼ぶべき症状を呈することがある、食事の環境を根底から変えてしまう危険性を孕んでいる・・・・とかなんとか。

 

この本に書かれていることにもろ手を挙げて賛成しているわけではないが、この本を読んで、私が30代初め頃に働いていた会社の同僚を思い出した。

 

ちなみに、レックス、ポテチをはじめ、スナック菓子は全く食しません。身体に悪いからではなく、好きではないから。小学生から大学生ぐらいまでは人並みに食べていたのだが、いつの頃からか全く食べなくなってしまった。それから私、マヨネーズとドレッシングも好きじゃない。特にマヨネーズは苦手で、タルタルソースもダメ。カキフライ弁当に付いているタルタルソースを断ると、変な顔をされることがある。まさに、マヨラーの真逆を行く女、それが私。

ま、それはともかく。

 

その同僚、地方から出てきて一人暮らしをする、20代半ばぐらいの女の子だった。この子の食事がめちゃくちゃで。朝は食べない。昼はたいていハンバーグ弁当。ここまでは独り暮らしのあるあるだろう。で、問題の夜。ポテトチップス、こいつが主食。いや~、びっくりですよ。そりゃ、月に1、2度、というのなら別に何てことはない。だが、ほとんど毎日となれば、話は別だ。
当時、すでにコンビニはあったし、特に自炊なんてしなくとも、もう少しまともな食事はいくらでもできたんだけど。

 

で、ある時その子が、

「最近、肌の調子が悪くて」

 と愚痴ってきた。よしゃーいいのに、そこでレックス、思わずよけいなお世話を焼いてしまった。

「栄養が足りてないんじゃないの?」

 と、この同僚、

「そんなことないよ! ポテトチップスの他に、ヨーグルトとカゴメの野菜ジュースもちゃんととってるよ!!」

 と言ったのだ。一瞬、目が点になっちゃいましたよ。マジで言ってる?! こういう人に何を言っても無駄だと思ったので、

「そう、それじゃちゃんと(栄養は)とってるわね」

 と答えておいた。彼女の食事を教育するのは、私の役目じゃない。

 

私は、基本的に「人間は何か一つ、身体に悪いことが好きなものだ」と思っているし、極端な健康志向の人は、好きじゃない。ほれ、時々いるでしょ、やたらめったら「これは健康に良い!」とか一言目には言う人が。「身体に良い」というだけで食べるものを決めるのは、人間性を無視していると思う。食べるという行為は、栄養摂取のためだけではないはずだ。そこに楽しみがなくちゃね。

私の座右の銘の一つはこれだ。

「身体に良くても心に悪い。心に悪けりゃ、身体にも悪い」

 

しかし、食事と言うものは一つ、軸となるものがないとまずい。

「これは身体に悪いものだ。身体に悪い習慣だ」

 という意識がどこかにないと、食事の軸がどんどんぶれてしまうのだ。そうすると、食事が根底から崩れてしまう。

 

ポテチを食べれば、ジャガイモを食べたことになる、ヨーグルトを食べればタンパク質の摂取は全てOK、肉も魚もいらない、市販の野菜ジュースさえ飲んでいれば野菜を食べなくとも大丈夫! というわけにはいかないのだ。

 

でもね~、ポテチを食事代わりに食べて、身体に悪いと思わない人間がいるなんて、考えたことなかったよ。今でもあの子はポテチを夕食代わりにしているのかな、旦那と子供に、

「はい、今夜の夕飯は湖〇屋よ~」

 なんてね。さすがにそれはないだろうが。

 

ま、いくらイモから出来ていても、ポテチはしょせんお菓子、食事をしたうえで、楽しく明るく食べたいものだ・・・・とおばさんは思うよ(昭和なレックス談)。

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