レックス、アメリカB級映画ファンである。特に、モンスター・パニック系の映画に目が無い。
だいたいこの手の映画はいくつかのタイプに分かれる。
1つは、アメリカ軍の変な実験シリーズ。米軍の秘密の基地でおかしな生物実験が行われ、結果、巨大トカゲが誕生した、とかいうヤツだ(う~ん、米軍も大変じゃのう、よく「米軍はUFOと交信している!」とかも言われてるし。アメリカ人って、軍隊好きなわりには、何かと軍隊を変なやり玉にあげるよなぁ)
あと1つは、巨大悪徳企業のやっぱりおかしな実験もしくは公害編。悪徳企業のボスが、「ヘッヘッヘ、この実験が成功すれば、我が社は大儲け!」的な結果、同じく巨大アナコンダが誕生! 人類の命運やいかに!?
そして例のUFOですよ、宇宙からの贈り物、ってやつ。贈り物のふたを開けたら、あ~ら不思議、巨大ピラニアが登場! なんてな。アメリカ人ってこのUFOも大好きなんだよな。よく「未確認飛行物体を追え!」とかやってるもんなぁ。どうもアメリカ人の思考回路もよく分からん。
ま、それはともかく。
で、B級映画ですよ。レックス、B級映画は好きなんだが、最近はB級を通り越してF級、L級、下手したらZ級なんてものに遭遇してしまうことがある、おー・まい・がーっ。
私は「ぽすれん」でDVDを借りているのだが、もう目ぼしいB級映画はほとんど見つくしてしまい、F級Z級に当たる確率がきわめて高くなってしまった。
この間もこんな映画を借りたんだけど・・・・・・(ここから先はネタバレ注意)
とある海岸のリゾート地で、巨大タコが現れる。某悪徳企業のおかしな実験のせいで、こんなモンスター・ダコが誕生してしまったのだ。次々にタコの犠牲者が出るのだが、最先端技術と化学の力をもってしても、このタコを退治することができない。そこに登場するのが、歌って踊れる・・・・じゃない海にも潜れる海洋生物学者。この生物学者の最終兵器、それは・・・・・・。
シャチ。ええ、あのイルカの親戚みたいなツラしていながら、獰猛で優秀な海の捕食者シャチ。彼の飼っている2頭のシャチが、このモンスター・ダコに敢然と立ち向かうのだ!
けどね・・・・・。
「たった2頭のシャチにやっつけられるぐらいなら、人間にも十分退治できるんじゃね!?」
と思うのは、アタシだけか・・・・・。
そりゃ、シャチはきわめて優秀な捕食者である。頭も良いし、社会性もある。海の中では王者の1人として君臨しているに違いない。が、たった2頭のシャチにやっつけられるモンスターって、一体・・・・・・。
あまりにも「そりゃー、ないだろう」なクライマックスに、笑いがこみあげてしまったぜ、笑う映画じゃないんだけどな。
まあ、それはそれで味があるっちゃーあるけどね。
これに懲りずにまたまたB級映画を借りる気満々だが、次回こそは真のB級エンターティメントを期待してやまないレックスなのである。
それにしても、シャチ・・・・・・
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