2018年11月2日金曜日

パワー・スポットと「恋人の聖地」に一人たたずむ、50代後半シングル♀


旅行2日目、と言うかすでに帰る日(www)。何せ、たった1泊だからね。観光するのは実質この日だけだ。着いた日は宿に入って、温泉を楽しんだだけだから。パート先の同僚に、

「新幹線で行ったんですか?」

 と聞かれたけれど、このケチなレックスがそんなもの使うわけがない。今は使う金も無い。恐ろしく非効率な旅、それがレックス流。

 

この日に予定していた場所は2つだけ。「竜化の滝」と「もみじ谷大吊橋」だ。この2カ所を考えたのは、どちらも「那須のおすすめ観光スポット10」に入っていたからでもあるが、バスのアクセスが良かったからだ。車で回る場合にはこんなこと問題にもならないが、レックスのように「免許無いんですぅ~」という昭和レトロ(っつーか、それ以前)な人間は、この公共交通機関によるアクセスの具合が大きなポイントになる。

それに、この2カ所はお互いに近くにあるし、「竜化の滝」は那須の有名観光スポットであると同時に、有名パワー・スポットでもあるのだ。最近めっきりパワーの落ちてしまったこの身、ここで思い切りパワーをチャージしたい、という下心があったのは、言うまでもない。

 

焼き魚に温泉卵、梅干しに味付け海苔、山菜の煮物にお味噌汁という由緒正しき日本の朝ごはんをお腹いっぱい詰め込んだレックス。嬉しいね~、こういう朝食。トーストとコーヒーでなくちゃ、という人もいるだろうが、やっぱり私は和食が一番だ。だから、温泉旅館は好きなのさ。「ザ・朝ごはん」と言うべき朝ごはんに巡り会える。食後のコーヒーもちゃんと用意されていて、本当にこの「幸乃湯」には最後の最後まで大満足だった。

 

私は旅行に出るといつも朝ごはんを目いっぱい食べることにしている。だいたい普段の2、3倍の量は軽く食べると思う。それと言うのも、旅館の朝ごはんが美味しいというのもあるのだが、要は昼ご飯代を節約したいためである。朝たくさん食べておくと、昼はちょっとパンをかじるだけ、ということも可能だ。こんなところにもレックスのケチ精神は生きている(自慢にならんが)。

 

さて、肝心の「竜化の滝」だが。バス停からすぐの所にある遊歩道を20分ほど歩くと到着という、とてもお手頃な観光スポットだ。ただし、この遊歩道はけっこうアップ・ダウンがあるので、スニーカー等の歩きやすい靴をおすすめする。紅葉を楽しめたり、途中こんなかわいい吊橋があったりと、万人に楽しめる中々グッドなお散歩コースである。
 
 
 

 
 
汗をかきかき登りつめた遊歩道の先に待っている滝は、落差もけっこうあって、見どころ満点。ここで滝をバックに記念撮影をしている観光客が多かったね。
 
 
 

 

パワーの方は・・・・・あったと信じたい・・・・・・。

でも、ここはおすすめですよ、マジで。

写真はせこいですが、実際はもっと迫力あります。

 

途中、昨日買っておいたカロリーメイトもどき(名前忘れたのよ、その手のお菓子であることは確かなんだけど)と缶コーヒーで、簡単なお昼ご飯。マイナス・イオンに包まれた森で食べるカロリー・メイトもどきは、いつもの3倍くらい美味しかった。

 

「竜化の滝」からバスでちょっと行くと、今度は「もみじ谷大吊橋」だ。この吊り橋は、何でも全長320mで、無補剛桁歩道吊橋としては、本州最大級の長さを誇る、とのこと。吊橋の種類はよく分からないが、とりあえず

「すごい!!」

 に違いない。この「もみじ谷大吊橋」、「恋人の聖地」という、

「50代後半シングル♀が行ってもいいのかしら!?(しかも1人で)」

 と言いたくなる何だか気恥ずかしい別名を持っている。

「ひょっとして、すげー場違い!?」

 と密かに心配していたのだが、実際にはフツ―におじさん・おばさん・家族連れがたくさん見えているので、私と同年代の方もどうか安心して訪れていただきたい。
 
ただし、この吊橋はけっこう高いので、高所恐怖症の方は要注意である。そこそこ揺れるし(歩いている時に誰かわざと吊橋を揺らしているヤツが居るので、
「きっと、どこぞの若いカップルが、『ほら、面白いよ』『キャー、恐いわ、揺らさないで』なんてやってんだろうな」
 と思っていたら、中年の女性グループの1人だった・・・・・。若いカップルの皆さん、ごめんなさい)。

その分景色は素晴らしいので、その点は楽しめることだろう。と言っても、とにかく吊橋を渡って行って帰ってくるだけなので、そこはどうか、ご了承のほど?!

 

この「もみじ谷大吊橋」にはツアーの団体客もたくさん来ていて、どうも中々に那須ではメジャーなスポットのようである。直販店もあり、レックスの大好物である柿を買ったのだが、味の方はイマイチだった(梨にすれば良かった)。レジで支払う時にオヤジにずる入りされて、ムカついたぜ。

 

まあ、そんなこんなで中々楽しい旅行だった。

 

以前は、旅行と言うと海外とか、国内でも北海道や沖縄など比較的遠くに目が行っていた。しかし、今こうして時間的にも金銭的にも遠い所に出かけることは不可能になり、そうした旅行は手の届かないものになった。しかし、その分近距離で1泊、あるいは日帰りでの楽しみ方もあるという気がする。若い頃には気づかなかった、別の楽しみ方を今、覚え始めた、そんなところだ。出来なくなったことを嘆くより、今の環境で楽しめることを思う存分楽しみたい。

 

人間は変わり続けるし、生活も変わり続ける。その時々に応じて、自分のスタイルを考えていきたいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿