2018年7月27日金曜日

世代の差、それとも育ちの差?


ウチの会社のパートさん達のほとんどは、40の主婦の方々だ。チラホラと20代、30代の人もいることはいるけれど、見たところ34人という感じ。私のように、

「この人、50代?」

 という方もごく少数いるようだけど、ま、私が1番年長、かな? 実は以前、

「この人、私よりきっと年上♪」

 という方が2人ほどいたのだが(貴重な人材ですよ、あなた)、結局すぐに辞めてしまったんだよね。もっとも、私は勝手に「自分より年上」と決めつけていたが、実際は向こうの方が年下だったのかもしれない(中高年アルアル)。

 

そんなわけで自分よりも10歳からそれ以上年下の人たちに囲まれているので、ちょっとしたことに「世代の差」を意識するレックスだ。最近びっくりしたのが、お味噌汁を作らない人が意外に多いということ。まあ、一人暮らしだったらそれもありだよな、と思うのだけれど、私の年だと家族がいてお味噌汁を作らないというのは、考えられない。私はこう見えても(って見えないけど)、味噌汁は必ず作っている。夕食だけだけれどね。もっとも、具は有り合わせ、テキトー。母がいたころはもう少し気を使っていたけれど。

 

ちなみに、母の世代だと朝ごはんからきちんと味噌汁を作っていた。味噌汁の香りで目が覚める、というのが日常でしたね。むろん、それがいいことなのかそれともそうじゃないのか、それは私には分からない(塩分問題があるからね)。ただ、日本の食卓から味噌汁が消えるのは、少し寂しい。

 

一人分の味噌汁を作るなんて大した手間じゃないし、やはり夕食にはあの香りが欲しい。そうそう、味噌汁を作らないのはいいとして、汁物が全然なくて、食事ができるのかな、と思う。味噌汁を作らない家庭はどうしているのかな、その辺り。各々ペットボトルか何かから自分の飲みたいものを飲むのかな。

 

話しはかわって、この間新聞にインスタントのカレールーの売り上げを、レトルトのカレーが抜いた、という記事を見た。う~ん、この点に関しても、私は未だにレトルトではなく普通のインスタントのルーを使ってカレーを作っている。もちろん、普通に作っても3日分はラクに出来ますぜ。以前、学生時代の友人に、

「やだ、1人だったらレトルトの方がいいじゃない。3日間も同じもの食べるなんて」

 と言われたが、レックス的には、

「じゃがいもやにんじん、肉がしっかりゴロゴロ入っていないカレーはカレーじゃない!」

 なのだ。ほれ、レトルトって具の存在感が薄いでしょ、あれがね。それを思えば、まだ3日間食べ続けた方がはるかにいい。美味しいです、十分に(私には)。

 

とすると、う~ん、やはりこれは「世代の差」というより、「育った環境の差」なのかもしれないなぁ。ウチの母はインスタントや出来合いの総菜、冷凍食品をほとんど使わない人だったから。と言って、料理が特別上手いわけでも、好きなわけでもなかったのだが。田舎の人だったので、そういったものを使う習慣がなかったのだろう。私は高校生になるまで、「漬物」をお金出して買う人がいるなんて、知らなかったものだ。アレはあくまで各家庭で作るものだと信じて疑わなかった。ウチでは全て自家製だったからね。

 

そんな母も、認知症になった時にはまず料理から出来なくなった。味付けができなくなり、火が使えなくなり、やがては包丁で何かを切ることも難しくなり・・・・・・。その過程を見ているのは、悲しかったな。料理っていうのは、案外頭を使うものらしい。今では、すっかり料理をするという観念が、頭の中から抜けてしまっているふしがある。まね、長い間主婦業していたんだからね、もう卒業だよね。

 

そう、認知症予防のためにも、これからもたとえ粗末でもまずくとも、せっせと手作りしようかな。ちなみに、今夜の味噌汁はネギとキノコです(キノコ大好き人間レックス)。

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