さて、無事母を特養に入所させ、いよいよ社会復帰へと足を踏み出したレックスだったが。
最初に受けたのは、市の女性相談センターの嘱託相談員だった。私は大学の通信制で心理学の勉強をしたことがあった。別に何か目的があって勉強したわけではない。単なる趣味の一環のつもりだったが、やはりその手の分野に興味はあった。
そんなわけで、大した資格じゃないが、一応心理学の資格を一つ持っていたし、産業カウンセラーの講座を受講して試験にも合格していた。ただし、産業カウンセラーの資格は協会に入会しないともらえないので、あくまで試験合格のみだが。(入会するには金がいるので・・・・。貧乏&ケチなレックスはご辞退しました)
そこで目にしたのが、この仕事の募集だったのである。
いくら私がおめでたいとは言え、自分の持っているものがきわめてお粗末な資格&知識ではあることは理解していた。心理の世界をかじった端くれとして、こんな入口程度の経験では相談員は難しいだろうなぁ、という認識はあったのだ。
「ま、ダメもとでやってみっか」
とレポートを出したところ、面接までは進めたのだが、案の定面接で撃沈。
何はともあれ、就活の第一歩は納得の撃沈ではあったのだった。
しかし、これはおそらく私の年齢うんぬんというより、その力量がお粗末であったことに尽きるだろう。
もうね、ひどいもんでしたよ、面接。メロメロのレロレロ。
「これは落ちたな」
と瞬時に理解しました。
心理の世界というのは、中々に奥が深い。臨床心理士の資格を取ったところで、いっぱしのカウンセリングができるまでには何年もかかる。それでもやはり、魅力を感じてしまうのだよね、この分野に。
ただし、私、実は産業カウンセラーの講座を受講していた時、周りの受講生や先生たちが苦手だった。いや、皆さんいい人だったんですけどね。それこそ、この私なんぞよりもよっぽどいい人が多かった。
しかし、何と言うのだろう、カウンセラーになりたがる人というのは、独特の匂いを持っている。あくまで私の個人的な感想だが。それがどうも苦手なのだ。
もっとも、そういう私が心理学を勉強したというのも、理屈に合わないのだが。
しかし、何と言うのだろう、カウンセラーになりたがる人というのは、独特の匂いを持っている。あくまで私の個人的な感想だが。それがどうも苦手なのだ。
もっとも、そういう私が心理学を勉強したというのも、理屈に合わないのだが。
何はともあれ、就活の第一歩は納得の撃沈ではあったのだった。
けど、まさかそれから40社以上落とされるとは、この時は考えていなかったよ・・・・・・
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