2017年11月23日木曜日

タイトルの由来


このタイトルをご覧になればお分かりいただけると思うのだが、私は生粋の怠け者だ。



今を去ることはるか昔の小学生時代、夏休みの宿題を仕上げるのは、常に8月31日の夜、と相場が決まっていた。学年が上がるほど、比例するように仕上がり時刻も延びて行ったのは、言うまでもない。



そんな私だったから、大学を卒業し曲がりなりにも晴れて社会人となった暁には、パラサイトシングル(死語)の道を順調に歩み出して行ったのである。帰宅すれば「食う、入る(風呂に)、寝る」という生活。家事なんて、まともにやったためしもなかった。
30過ぎまで母親の作ってくれるお弁当を携えて、意気揚々と出勤していたものだ。ドヤ顔で言える話ではないが。



順調なパラサイト生活が少しずつ狂い出したのは、私が40代になった頃からだったろう。まず、母手作りのお弁当がコンビニ弁当に代り、朝は独りで起きて、朝ごはんと身支度を済ませるようになり、そのうちに帰宅しても夕食が用意されていないことがたび重なるようになっていった。

あの頃はそんな生活の変化に心がついて行かなくて、母とケンカばかりしていた。

今、考えると笑ってしまうけどね。いい年をした娘が、
「もう、8時なのに、なんで夕飯がまだなの!?」
なんて。今だから言える暗い過去、である。



あれは多分、生活の変化もさることながら、「母の老い」と向き合うことへの拒絶反応だったのではないだろうか。


家事がキライで怠け者、こんな私が介護をする身となるなんて、あの頃は想像もつかなかった。

まったく、人生というものは分からないものだ。
もっとも、だから面白いのかもしれないが。

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