2020年9月17日木曜日

孤独死が「不幸」「みじめ」と言うけれど、死んだ本人にしか分からないよね

 



最近はもっぱらテレビは見ずに、youtubeばかり見ているレックスです。このところのお気に入りは「ゾゾゾ」。ご存じの方、いるかしら。まあ、ぶっちゃけて言えば「心霊スポット取材番組」なのだが。そ、レックスの好きなホラー・オカルト系。でも、この「ゾゾゾ」はけっこうお笑い入っているというか、そこまで「心霊心霊」していないところが気に入っている。出演者が自然体なんだよね。面白いから、興味がある人は見てみてちょ。

 

ただ、レックス、ホラー&オカルト好きなおばさんだが、心霊スポットに自分が行くのはノー・サンキューなのだ。ああいう所はあまり面白がって行くのはいかがなものかと思う。幽霊がどうのこうのと言うより、心霊スポットと言われている所って、もともと気の流れみたいなものが悪い場所なんだと思うんだよね。そういう所に好んで足を運ぶと、自分自身の「気」とか「運気」みたいなものも濁ってくると思うので、興味本位で行くことはあまりお勧めはできない。

 

さて、松原タニシ原作の「事故物件・恐い間取り」を見ていてちょっと感じたことを。松原タニシの影響か、最近よく「事故物件」という言葉を耳にする。が、ことさらに「事故物件」を強調するのも、いかがなものかと思う。松原タニシも言っていたけど、「事故物件」だからと言って、そこが特別というわけではないんだよね。考えてみれば、家は人が生まれて死ぬ所、なわけで。

 

今はほとんどの人が病院で亡くなるから、あまりピンとはこないだろうけど、レックスが子供の頃は家で亡くなる人も少しはいた。それに、葬式はほとんどの家庭が自分の家でやったから、今よりもずっと「死」が身近にあった。そもそも人間、生まれた以上は誰でもいつかは死ぬわけで、死ぬことそのものは当たり前のことなのだ。あまり「死」を特別視するのもちょっと違うんじゃないか、と思う。

 

ここで自殺があったんですよ、殺人があったんですよ、孤独死があったんですよ、怖いですね~、いやですね~、そう言って「死」を日常生活からどんどん排除していくことがはたしていいことなのかな、と時々思ってしまう。

 

まあ、そうは言ってもいざ自分が家を買う、借りるとなったら、やっぱり気になってしまうだろうな~、「大島てる」かなんか見てチェックしたりするんだろうな~、とも思うけど、ハハハ。

ま、人間なんざそんなもの。

 

ただね、やはりあまりにも「死」を排除してしまう傾向にある現代生活には、レックスは少し抵抗がある。「生」と「死」は隣りあわせ、「死」を大切にできないと「生」も大切にできないんじゃないのかな~

 

あ、あとね、自分がその可能性があるから言うわけじゃないけれど、ことさら「孤独死」を「不幸」「みじめ」と決めつけるのにも抵抗があるなぁ。そんなの、死んだ人にしか分からないじゃないか。

あれはね、レックスは残された人の「たくらみ」じゃないかと思ってるよ。孤独死が大変なのは、死んだ本人より生きてる人たちだからね。だって、その後始末をしなくちゃいけないから。だから、ことさら「孤独死は怖いんだぞ~」と煽っているのでは、とレックスは睨んでいる。

 

とまあ、相変わらずちょっとおへそが曲がっているレックスでした。




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