レックスが「振られる仕事の種類が最も少ないパート」であることは、すでに「耳にタコができちゃったよ、っるせーな」状態のことと思う。そう、他の同僚パートさんたちが、ABCDEと5種類の仕事をローテーションで振られるとしたら、レックスはACDと3種類しか振られない。
「ま、いっか~、やる仕事をこっちで決められるわけじゃなし、年寄りだから優遇(?)されているのよ!?」
と半ば居直っていたわけだが、ここへきてな~にを血迷ったか、女性社員Hさんから普段頼まれない仕事を急に割り当てられること数回・・・・・。
ま、それはそれでけっこうな話なのだが、やはりどうも、
「この期に及んで・・・・・」
という気持ちはぬぐい切れない。だって、他の人たちは皆すでにその仕事を何回かしているわけですよ。なのに、レックスは、レックスだけはバリバリ若葉マークの初心者・・・・・。そりゃ、レックスだけが後から入ったというのなら話は別だが、この事務センターが立ち上がった時からいる、どちらかと言えばれっきとした古株(古狸?)なのに、ただ1人初心者、っつーのはいかがなものかと。
何だか同じ仕事を一緒にやる人たちに迷惑かけているようで気を遣うし、相手にも気を遣わせるしね、だって教えなきゃならないから。どうしてもっと早く割り当ててくれなかったのか、と思うよ。
この会社の困ったところは、こうして気まぐれに新たな仕事を割り当てるでしょ、で、その後またずーっとその仕事につかせなかったりするのよ。他の人たちにもそういう人がいて、
「定期的にやらないと忘れちゃうよね」
と皆こぼしている。
何せ、こっちはお肌の曲がり角もとっくに曲がり切ったお年頃なんだから、記憶力だけは良かった若い頃と違って、一度覚えてもやらないでいるとどんどん忘れちゃうんだよね。自慢にゃならんが。その速さは鶏並み。3歩あるくと、ってヤツよ。
今回、新たな仕事を振られたからと言って、この後また同じ仕事がいつ回ってくるのか、それは全然定かではない。すっかり初心者に逆戻りした頃に回ってくることも十分考えられるわけで、そうするとまたまた振り出しに戻る・・・何だか永遠に上がれないゲームをやっているような。
で、永遠の初心者レックスがまたそこでミスすれば、
「やっぱりレックスさんは・・・・・」
ってことになるんだろうな、と。
「あああ、40代のパートさんがミスしても、“時には猿も木から落ちる”で済まされるんだろうに、アタシがミスしたら“これだからBBAは”って言われるんだろうな、イジイジ」
といじけモード全開のアタシ(年寄りは僻みっぽい)。
しかし、どうもウチの会社の考えていることはイマイチ分からんのう。だって、効率が悪いと思うんだよね、こういうやり方は。他にもいろいろとあるのだよ、首をかしげたくなることが。ここの会社がそうなのか、それともパートが多い会社なんてみんなこんなものなのか。年だけ食って世間知らずのレックスには分からないけど。
ま、いずれにしろ向こう様が決めることなので、こっちはやるべきことを淡々とやるしかない。老眼に鞭打ってがんばれ、アタシ!?
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