2019年3月23日土曜日

何だか、自分が段々偏屈で付き合いにくい人間になって行く気がするなぁ・・・・・


 
 
この間、久々に学生時代の友人たちと5人で会ってきた(久々に都内に出ちゃったよ、最近イナカに引きこもって、都会にはすっかりご無沙汰だったからね~、イナカって、地元のことだけどwww)。

 

みんな、口々に、

「やっぱり、学生時代の友達はいいわよね~」

 とか、

「気をつかわなくていいって言うか、よく分かってくれてるからね~」

 と言いあって実に楽しそうにしていたのだが、正直、レックスにはちょっときつかった。元々コミュ障気味のところがあるのだが、やはり母のことが頭の隅にあって・・・・・

23人ならまだいいのだが、5人となると、どうも気持ちが籠ってしまうと言うのか・・・・。

 

 

あの2週間の入院騒ぎがあってから後、母は身体の方も頭の方もすっかり衰退してしまった。たった2週間、たった2週間だったのに、歩行器を使えば多少は歩けていたのが歩けなくなり、立てなくなり、座るのも嫌がり、寝てばかりいるようになり、私のことが段々分からなくなり・・・・・・。


最近、母の所へ行き、母の目を見ると、何とも言えない気持ちになる。子供のような、私に何かを訴えるような、遠くを見るような、小さな母の瞳。この瞳は何を私に訴えているのだろう、と思う。
 
それが常に、私の気持ちに暗い影を落としている。重くて黒い澱みのようなものが、身体の奥に沈んでいる。

 

だから、何を話しても、何を聞いても、どうしても楽しい気分になれない。また、楽しい気分でいる皆の気持ちを暗くしてはいけないと思うので、自分の本当の思い、本当の気持ちは隠しておかなければならない。と言うより、言い出せない。自分の友人と会っていながら、心は重く、沈んでしまうのだ。

 

それに、そんな自分の気持ちを話したところで、やはり他の皆には理解できないだろうと思う。多分、在宅介護をしたことのない人の正直な感想というのは、

「お母さん、特養に入所したんでしょ? 良かったね、だったら安心だね! 今日はゆっくりできるね!」

 

確かに、今は外に出ていても、どこに居ても、

「母は大丈夫だろうか、家の中で転倒していないだろうか、台所で火を使っていないだろうな、どこかに漏らしてないだろうか」

 などとあれこれ心配する必要はない。それは精神的にずいぶん楽になったし、ありがたいことだと思う。今、私が仕事に出ていられるのも、母が入所してくれたおかげだ。

 

しかしながら、特養に入所したからと言って、それで「ハイ、おしまい」というほど、介護は単純なものでもない。

これはやはり介護者であった方が出された本に書いてあったのだが、

「施設に入所したから、それで介護が終わるわけではない。もっと言えば、亡くなったからと言って、それで介護が終わるわけでもない。ずっと続くものなのですよ」

 と。その時はまだ在宅介護をしていた時だったので、

「そんなものかな」

 ぐらいにしか感じていなかった。しかし、今、とても実感している。まだ、「亡くなってからも続く」の部分は想像でしかないが。それもおそらくその時が来たら、実感するのだろうなと思う。

 

今回も友人たちと会う前から、どうにも気が重かった。自分が反ってストレスをためることが会う前から何となく想像がついたから。
 
友人と会うのにストレスを感じるって、どうなっちゃったんだろう、と思う。これは母の介護が完全に終わったら、それがいつ、どのような形で訪れるのか分からないけれど、その時が来たら、変わることなのだろうか。それとも、もう前と全く同じ自分に戻ることはないのだろうか。

 

ストレスを感じてまで友達に会うことはないのでは、とも思うのだが、元々コミュ障のこのレックス、何しろ友人が少ない。
 
今こう言う状態だからと言って、一時の勢いで関係を断つようなマネをするのはいかがなものか、と思う。別に、向こうから何かされたわけでも、言われたわけでもないしね。むしろ、変わったのは私の方だ。
 
何か、段々自分が偏屈で付き合いづらい人間になっていくようで、しんどいなぁ。

 

それに、実は以前、別の友人と一時の勢いで絶交したことがあって、後でとても後悔したのだ。やはり、人間、気持ちが高ぶっている時にやらかすことは、たいてい間違うものだ。

 

 

それにしても、介護って本当に孤独だ。

「同じように介護している人だったら、気持ちが分かるのでは?」

 と思うでしょ、でもそうとも限らないのだ。だって、介護ってそれぞれに状況が違うからね。で、えてして人間というものは、自分の「介護苦労」の比べ合いになってしまい、

「(そんなだったら)私の方が大変!」

 と思ってしまうものなのだよwww
 
どうかすると、全く未経験の人の方がまだ良かったりする。

 

切ないなぁ・・・・・
 
 
 
 
 
 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿