私が真っ先に向かった先は、あの「若葉マーク失業者の強い味方」ハローワークだった。まずは求人一覧から目を通したのだが、何しろ就活自体が20数年ぶりである。すっかりやり方を忘れているし、20数年前とは世の中もだいぶ変化している。履歴書の書き方すら、うろ覚えだ。
とりあえず求人一覧に目を通して見る。
「おお~、けっこうたくさんあるじゃないの!」
というのが第一印象だった。
今のハロワでは、基本的に年齢制限は「表向き(ここ大事)」廃止されている。だから、50代後半の私でも、「表向き(ここ大事)」ウエルカムしている企業がそれなりにあるのだ。
ただし、私の条件に合う所を見つけるのは、中々に大変だった。9時5時のフルタイムか、さもなくば週2日とか週3日午前中だけ、といった極端な案件が多い。まったく、帯に短したすきに長し、である。
その中から私の条件に合い、なおかつ安定していて働きやすそうな所を物色し、いそいそと紹介状をもらいに行ったのだった。
ちなみに、今のハロワの相談員の方々は、皆さんとても愛想が良い。以前はけっこうこわもてな方もいたのだが、雰囲気もすっかり明るくなり、以前とは様変わりしている。
そんな雰囲気に励まされ、すっかりやる気になった私は、家に帰るなり履歴書を作成すると、お目当ての企業へ出したのだった。昨今はパートといえども、書類審査を課す所が多いのだ。そんな所も昔とは違っている。
そんな雰囲気に励まされ、すっかりやる気になった私は、家に帰るなり履歴書を作成すると、お目当ての企業へ出したのだった。昨今はパートといえども、書類審査を課す所が多いのだ。そんな所も昔とは違っている。
しかし、年齢に自信のない私としては、その方が安心だった。いきなり面接の電話をして、電話口で冷たい対応をされたら、小心者のこのレックス、すっかり意気消沈してしまって前へ進めなくなってしまう。あらかじめ履歴書を送っておけば、面接でいきなり「何で来た」みたいな対応をされる心配もないだろう。
そしてその数日後、私の元に届いたのは「これからのご活躍をお祈りしております」という暖かい言葉と共に、冷たく突き返された履歴書だった。
でも、この後同じ文面にイヤと言うほどお目にかかるとは、この時は考えていなかったよ・・・・・
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