レックスが「振られる仕事の種類が最も少ないパート」であることは、以前にお話ししたことと思う。
いくつかの仕事がある中で、どうも頼まれるパートが偏っているというのか、何というのか・・・・・
例えば、Aさんは1と2は頼まれるけれど、3は頼まれない、とか、Bさんは4ばかりさせられる、とか、頼まれる人と頼まれない人、頼まれる仕事と全く頼まれない仕事とがあるのだ。
中で、レックスが頼まれる仕事の種類は、全パート中最も少ない。もちろん、種類が少ないというだけで、量や時間は少ないわけじゃないけどね。
けど、
「何でアタシだけ頼まれないのかな・・・・・」
というのは、気になるところだった。
これまでは、
「まあ、アタシがBBAなんで、物覚えが悪いだろうから、負担の少ないよう、仕事の種類を加減しているのだろう」
とまあ、善意(?)に解釈することにしていたのだが(かなり無理くりだけどな)。
と、この間、あのレックスの天敵(?)正社員オヤジが恐ろしいことを口にしたのである。
全国の最低賃金の見直しが行われたことで、
「ひょっとして、ウチの時給も上がるのでは!?」
と密かな期待感に燃えていた我が職場だったが、この際めでたく据え置きとなってしまった。
皆の落胆の小さなため息が漏れる中、正社員オヤジ曰く、
「今回は時給の値上げは残念ながら見送られましたが、来季から仕事の内容に即して時給を見直そうという動きがありますので、決まりましたらお知らせします」
なにーーーーー!!?
あのう、それって、やってる仕事の種類が少ないヤツは時給が下がる、ってことですかい!?
大問題である!
確かに、アタシも物覚えの悪さは感じている。若い頃はメモなど取らずとも、1、2回の説明ですんなり理解できたことが、何回聞いてもしっかりと覚えられない。同じことをまた聞く。で、忘れる。忘れたことを忘れる。メモを取っても、メモしたことを忘れる。
だから、アタシに教えるのはめんどい、というのは分からないではない。
でもね、仕事って基本やらなければ覚えられないし、いつまでたってもできるようにはならないでしょ。
「あいつはできない」
と思うのは自由だが、その前にさせてもらってないわけで。
それで時給が低くなる、というのはいかがなものかと。
とは言え、
「アタシにさせてください!!」
と志願するのも気が引ける。
だって、さっき言ったように、レックスの仕事力は著しく落ちているからね。ほんと、自分では若い頃と全然変わってないつもりだったけど、勘違いだったよ。以前の会社では長く働いていたから、だから若い頃と変わらずにできていたというだけだった。
適応力、順応性、柔軟性は、もう昔とは比べようもない。
だいたい、考えてみれば、この会社に入った時から、レックス何気に差別されていたもんな。
例えば、パソコン入力をする時に簡単な仕事ばかりさせられるとか、他の人たちが入力作業をしているのに、レックスは書類の整理をさせられる、とか。
まあ、そういうふうに見えていたってことだよね、できなさそうに。
実際、自分が他の40代のパートさんたちと比べて、どの程度の差があるのか、その辺りの正確な数値は分からない。
ただ、入力の速さに関して言えば、レックスと他の人と大して差はないんだけどね、って言うか、レックスの方が速いくらいなんだけどね。
ミスの率は一覧表かなんかで比べたわけではないから、正直なところ何とも言えないけど。
でもこれまではそんなふうに単に「扱い上の差別」で済んでいたけれど、これからは時給も変わるってか!?
まあ、この「仕事内容による時給」というのがどういうものなのか、具体的なことは何もわからないし、そもそも実際に格差が生まれるのかということも現段階では定かではない。
だが、面談事件だの何だの会社とオヤジに対する不信感がすっげ~あって、どうにも疑心暗鬼になってしまうレックスおばさんなのだ。
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