怖かったよ~!! 台風19号!!
昨夜はほとんど眠れなかった。
レックス地域も特別警戒警報が発令されていて、気が気ではなかった。レックス家のすぐそばには川が流れており、この川が危険水域を超えたとか超えそうとかで、夜中の3時に突如「緊急避難勧告」が出て。
防災無線は鳴り響くは、サイレンは鳴り渡るはで、思わず川の様子を見に行ってしまった。本当はやってはいけないんだけどね、警戒警報が出ているときに川に近づくのは。
ただ、家の前の道路に浸水は見られなかったし、近所のおじさんたちも続々と見に行っているようだったので、つい、ね。
ホント、迷ったよ、避難所へ行くべきか行かざるべきか。夜中の3時に避難所まで一人で歩いていくのはかえって危険なのでは? でも、家の裏を流れるあの川がもし氾濫したら・・・・・
どなたかも言っていたけれど、独り者にとって、どうも避難所は敷居が高い。ご家族連れが肩寄せあっているところに一人でぽつねんとしているのは、どうもね。
結局、家の2階に俗にいう「垂直避難」して、そのまま残ってしまったのだが。今回は何とか川の堤防も持ちこたえてくれ、今日のお昼頃には氾濫危険なんちゃらも解除されホッと胸をなでおろしたのだけれど、今後のことも考えて、もっと災害に備えないとな、と思った。
防災リュック買おう!
レックスの住んでいる辺りでは断水も停電もなかったし、川の氾濫もどうにかセーフだったのだが、今回の台風では被害を受けた方もたくさんおられたことだろう。
本当に被災された方々が一日も早く普段の生活に戻られますよう、心からお祈りしております。
それにしても、つくづく思った。母がいなくてよかった!!
母の介護ベッドは1階に置いてあったのだが、いくら「避難指示」が出ようと、この体重42㎏のレックスが母をかついで2階まで上がれやしないし、ましてや避難所なんて行けるわけがない。せいぜい介護ベッドの高さを上限まで上げるぐらいが関の山だ。
母がいたら、きっと、もうどうしていいものか分からず、パニックになっていたことだろう。
こういう非常時には、確かに「一人」というのは心細いし、頼りない。が、反面「気が楽」というか、ホッとする面もある。
母がいたころ、レックスは「この母を置いて死ぬわけにはいかない」と思っていた。何が何でも、母を守らないと。自分が守らなくて誰がこの人を守るんだ、と。
何だか、親が子供に対するような責任感があったんだよね。
母が亡くなった時、
「ああ、これでアタシがいつどうなっても、少なくとも困る人はいない」
と思って、ちょっと肩の荷が下りた気がした。
レックスね、母を介護するようになってから、少し、子供のいる人の気持ちが分かったよ。
今回の台風で、ある人が「こんなに(食料品を)買い占めて、バカみたい」みたいなことを言っていたが、きっとこの人は子供がいないんだろうな、と思った。レックスも子供いないし、子供のいない人を差別する気は毛頭ないんだけどね。ただ、子供、特に小さな子供のいる人にとって、食料を確保しておくことは最優先課題だ、ということはよく分かる。
大人は何を食べてもいいし、1日ぐらい食べなくともどうってことない。でも、子供はそうはいかない。たとえ自分が飢えようと、子供には食べさせなきゃならない。これはもう、動物的な本能と言ってもいいだろう。
それに、1人だったら1個で済むパンも、4人家族なら当然×4だ。しかも子供はこんな時こそ食べ物で気を紛らわせる必要がある。それが2、3日分となったら、それだけでけっこうな量になる。
レックスも今回ちょっと失敗したな、と思ったのは、パンを買っておかなかったこと。家にいる分にはなんかしら食べるものはあるけれど、避難所へ行くときはパンが一番いい。パンと水さえあれば、1日2日は何とでもなる。
(ああそうか、だからパンの棚が空っぽになったのか、と後で気が付くトロいアタシ)
だから、今回の台風でも、母がいたらもっと違ったものになっていただろうな、と思う。もっともっと、目を血走らせて右往左往していただろうね。
自分一人をどうにかすればいい、というのは寂しい反面、気楽だ。
ま、だから何かあった場合、生き延びる確率は低いのかもしれないけどね!? 生に対する執着が薄いというか。それとも、そんなこと言いつつ、いざとなったら案外しぶといのか、その辺は「なってみないと分からない」というところだけど。
とにかく、今回の台風ではいろいろと考えさせられました。
今は少しでも早く被災地が復興されることを願うのみです。
ところで、やっと重い腰を上げてカテゴリーを変更しました。こんな弱小ブログ、どこにいても同じだろうけど、やっぱりもう母が亡くなってから半年近くたつのに、いつまでも介護カテにいるのもいかがなものかと。
これからも介護についてや認知症について書くことはあるけれど、一応「一人暮らし」カテに移動しました。
さあ、これからはシニアに片足突っ込んだ(両足という声あり)シングル♀の一人暮らし雑記ということで、続けさせていただきます。
これからもよろしくお願いします。
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