2018年12月8日土曜日

辞めます! と言ったとたん、これですかい・・・・・・(私じゃないわよ)


我が職場でまたまた退職希望のパートさんが一人、現れた。それは別にどうと言うことも無い。たかがパート、たかが事務センターだ、人の出入りが激しいのは、先刻承知だ。それに、そのパートさんは最初からいる人なので、勤め始めてからかれこれ1年近くが経つ。すでに義理は果たしていると言っていいだろう。

 

で、辞める意思があることを責任者の社員オヤジに告げ、相談をした・・・・らしい。いきなり辞めるのでは会社や周りの人に迷惑をかける、というそのパートさんの配慮だろう。これが大人の対応というものである。突発休みを連続したあげく、来なくなる、なんてことをされるより、はるかにありがたいというものだ。な、はずなんだけど・・・・・。

 

「○○さんねぇ、辞めることをHさん(社員オヤジ)に話したら、あっちのビルの方にヘルプに行かされたんだってよ!?」

「え!? (そう言えば、朝は居たのに顔が見えない・・・・・)」

「ひどいよねぇ、せっかく良かれと思って前もって話をしたのに、他所へ行かされちゃうなんて」

ウチの会社は2つのビルに事務所を持っており、移動するには歩いて3分ほどかかる。しかも社員はともかく、パート同士は全く顔を合わせることがないので、外様もいいところ、全然違う会社に一人ポツンと入って仕事をするようなものなのだ。

 

要は、

誰もやりたがらねぇよ、そんなこと

 なわけで、辞めると分かった途端、

「もういいや、どうせこいつ辞めちゃうんだし。皆がイヤがることをさせてやれ!」

 では、あまりにえげつないと言うか、見え透いていると言うか、そのどっちもと言うか、そりゃあんまり、な話である。

 

そのパートさん、別にこれまで会社と揉めたことがあったわけではないし、問題行動があったわけでもない。そこそこ仕事ができる、普通に「会社にそれなりに貢献していた」パートさんである。

結局この仕打ちが腹に据えかねたのか、この事件があった次の日、突発で仕事を休んでしまった。そりゃ、無理もないわな。「これまでどうもありがとう」とねぎらってくれるどころか、「じゃ、これでもさせるか」じゃ・・・・・。

 

「この人、これで会社に来なくなってしまい、そのままフェード・アウトしてしまうのでは・・・・・・」

 とレックスは心配している。

 

それだけではない、この話を聞いていた他のパートさん達だって、

「それじゃ、辞める前に話をしない方がいいじゃないねぇ! 返って突発で辞めた方がいいってことよね!?」

 なんて言葉が飛び交っているのだ。そりゃ、そうなるわな、こんな現実を目の当たりにしては。

 

ったく、何を考えているんだか。それとも何も考えてないのかもしれないけど・・・・。口はタダなんだから、腹の中でどう思っていようと、

「これまで働いてくれて、ありがとうね」

 の一言がなぜ言えない。同じヘルプに行かせるのでも、様子を見つつ、ある程度時間を置いてから、

「ごめん、悪いけれど行ってもらえないかな」

 と頭を下げれば、これほど相手に憎まれることはなかったろうに。

 

私も考えてしまうよ。辞める時にはあまり前から話をするのは、考え物だな、なんて。私なんて、ただでさえ扱いが悪いのだから、何をされるか分かったものじゃない!?

もっとも私の場合、辞める時の辞め方を心配するより、次の職場を見つける方が先決だけどね。


それにしても、(悪い意味で)期待を裏切らないね、あのオヤジは・・・・・・・






 

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿