早いもので、今年もあとわずか。今日から年末年始のお休みに入る、という方も多いのでは、と思う。が、レックスは30日までお仕事。ま、別に家族もいないし、特にこれといった用事もないので、別にそれはそれでかまわないのだが。
ところで、今年のクリスマスももう終わりましたね。皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか。
レックスは子供のころ、クリスマスが大好きだった。まあ、たいていの子供がクリスマス好きだろうけどね。ウチは父母ともこうしたイヴェントに全く無関心だったので、大したことは何もなかったんだけど。クリスマス・ケーキと鶏の足が食卓に並ぶぐらいだったな、普段と違うのは。
でも、レックス一人大騒ぎして、部屋をモールで飾り付けたり、クリスマス・ツリー(今みたいな本格的なヤツじゃなくて、卓上に置けるようなものね)を用意したりしていた。
中学生ぐらいになってからは友達と「クリスマス会」なんてものを開いて、皆でお菓子食べたりおしゃべりしたり。大学ぐらいになったら、やっぱり友達とディスコに行ったり、食事に行ったり。もう、クリスマス~年末は1年で1番好きな季節だった。
それがおばさんになったら、1番憂鬱な季節になっちゃった!
だって、大掃除しなくちゃならない・・・・・
それに、まだ年賀状、書いてない・・・・・
しかも、大して楽しくもない用事でともかく忙しい・・・・・・
ああ、何も考えずにはしゃいでいたあの頃の輝きは、二度と戻らないのね!?
いつの間にかケーキも鶏の足も買わなくなっちゃって。でも、今年、同僚パートさんたちと話していて、久しぶりにクリスマス気分が味わいたくなっちゃった。
レックスの同僚パートさんたちは40代ぐらいの人が一番多い。子供さんたちが中学生だったり、高校生だったりしているから、
「ケーキを予約した」
「今日、買って帰る」
「鶏のモモぐらいは買うよ」
なんて話をあっちでもこっちでも耳にして、
「う~ん、若い頃と違って何も心ときめくことはないけれど、気分だけでもクリスマスするか!?」
となったわけだ。
とは言え、一人でホール・ケーキを1個食うわけにもいかず、結局コンビニでショート・ケーキを買ってきて、鶏は手羽元をローストした。それでもけっこうクリスマス気分が味わえたよ。レックスにはこれぐらいがちょうどいい。
で、もちろんBGMは山下達郎の「クリスマス・イヴ」!!
レックス世代にとって、この曲は未だにクリスマスの象徴だ。今でもあの曲を耳にすると、携帯も何もなかったころの「待ち合わせシーン」が目に浮かんでくる。
必死に改札口に視線を走らせていたあの頃。まだ来ない、来るのかしら、来ないのかしら、姿が見えるまで、落ち着かなかった。やっとお目当ての姿を見つけたときの感激。噴水のあっち側とこっち側で待っていた・・・・ということもあったな。人がいっぱいで気がつかなかったんだよ。
日常生活の何でもない「会う」という行為が、「ドラマ」に変わってしまう、そんな感動があったよね。携帯は便利だけれど味気ない、と思うのは、アタシがBBAだからかな。
でも、レックス世代は「クリスマス・イヴ」を耳にすると、
「スマホがない時代の方が、ロマンがあったな」
と思うはず。そこの君、思い当たるだろ!?
まあ、誰でも自分の青春時代が一番懐かしくていい時代、なんだよね。
やっぱりね、年を取ったら若い頃のようなときめきは、ない。でも、行事を形だけでもやる、気分を味わうって、大切だな、と思った。生活にメリハリが出る、というかね。
さあ、残るはあの大嫌いな大掃除だ。大掃除(というか、小掃除だけどよ、アタシの場合)がんばろう(テキトーに)!