2018年12月15日土曜日

レックス、新たなるアンチエイジング法を発見する!?


 
 
意を決してレックスが新たに始めた習い事、それは・・・・・・「朗読」。
カルチャー・センターの朗読講座に通い始めたのだ。

 

実はレックス、小学校・中学校・高校とずっとほめられ続けてきた数少ないものが、「音読」。

「レックスさんは、本を読むのが上手ですね」

「レックスさん、お手本で読んでみてください」

 などと、よくおだてられてはせっせと木に登っていたものだ(ブタもおだてりゃ、木に登る)。

 

で、何か新たにボランティアというかサークル活動というか、そんなものを始めたいなと思い立った時、ふと頭に浮かんだのがコレだった。

「私の唯一の特技(?)を生かして、私のこの声で未来を担う子供たちに夢と希望をプレゼントするのよ!」
 なんてな。すなわち、俗に言う「読み聞かせ」ですよ。なんとなくワイワイとしたノリも楽しそうだし(こっちが本音かも)。

 

しかし、何しろ小学校時代にいくらほめられようと、そんなものはるか忘却の彼方、半世紀近くも昔の話である。この年になってまるで素人、というのではいくらボランティアでも相手にしてもらえないのではないだろうか、子育て経験もないしなあ・・・・・・

 

朗読を習おう!!」

 

いくら年でも、子育て経験が無くとも、
「朗読を習ってまして」
 と言えば、快く迎えてもらえるのではないだろうか。ちょうど何かお稽古事をしたいと思っていたところでもある。そこで目についた某カルチャーセンターの朗読講座に申し込んだのだった。

 

朗読って、実はよく分かんないけど、まあ習っていればそのうちいくらか上手になるだろう、そうしたらカルチャーセンターの方は止めて、「読み聞かせの会」にでも入ろうかなぁ、と相変わらず能天気に考えていたレックス。

 

その朗読講座を始めてからはや5ヶ月ほどが過ぎたけれど、う~ん、今一つ上達の実感がわかない。先生は当たり障りなく褒めてはくれるけれど、まあ、サービスの一環というヤツで、ちょっと眉唾である。あちらも一応、人気商売。
 
ワハハ、どうも年を取ると根がひねくれていけねーや。


 

ま、カルチャー・センターだし、楽しければそれで良し、と考えることにしている。ただ、元々私のねらいは朗読を極めることよりも、あくまで「読み聞かせの会」に入ることなので、目下のところ適当な団体が全然見つからないのが、悩みの種だ。
 




ところで、朗読講座の先生、御年89歳になられます。が、朗読を生業にされているだけあって、さすが声にハリがあり、滑舌もしっかりとされている。来年90歳になろうというのに、腰もしゃんとしていて、頭もしっかりされている。

 

そう、とっても若々しいのである
 
先生もどうやら、それがご自慢らしく、
 
「女の方はともかく、男の人は年を取ると声がおじいさんの声になってしまうのですが、私はこういう仕事をしているせいか、先生の声は若い方の声みたいですね、とよく言われます」
 とまんざらでもないご様子。
 
いや、その辺の若いヤツより、よっぽどしっかりはっきりしている。顔の色つやも良いし。
 
で、思ったんですよ。
 
「朗読って、もしかしてアンチエイジングに良いのでは!?」
 
 
これは私の単なる思いつきというわけでもない。最近読んだ本によれば、声を出して本を読むことは、脳のある部分を活性化するのだそうだ。

それに、朗読では大きな口を開けて発声練習をする。普通に会話しているだけではあまり使わない表情筋を総動員するので、シワの予防にもつながるのではないか!?

第一、このアンチエイジング法なら副作用もゼロ。安全なこと、この上ない。


何だか最近は肝心の朗読の上達よりも、

「これは老化防止にいいかもよ!?」
 
  とそっちの方に色気を見せている、レックスなのである。





 

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