さて、8ヵ月にもわたる血と汗と、涙の就活を乗り越え、ようやく1月から働き始めたレックスだが、
「やっぱりこの年(50代後半)になってから見つかる職場って、何かあるよね・・・・」
な毎日を送っているのさ、ったくなぁ。
私の今の職場は俗にいう事務センターで、昨今流行のアウトソーシングである。某大手会社の事務的雑務を請け負った会社に雇われているのが私たち、ということになる。まあ、コールセンターの事務版、というところですかね。
事務センターで、かつ週3日以上でOKということで、働いている方々は圧倒的に主婦が多い。っつーか、多分私を除いて全て主婦の方なのでは、と思う。そんな所にポツンと一人、高齢介護シングルが居るのは、非常に居心地が悪いというか、白い羊の中に黒い羊が一匹紛れ込んだようで、何とも背中がこそばゆいのだ。
見たところほとんどの方は切羽詰って働いているようには、見えない。家計のちょっとした足しに、友達との遊興費に、自分のお金が欲しいから、まあそんなところではないだろうか。そういうお前はどーなんだよ、と言うと、私はもちろん生活費だが、すでにリタイア・モードに入っているため、やはり3日ぐらいが適当、ということになる。ま、言ってみれば単なる怠け者ですよ。
ただ、同じ週3日でもしっかりとした後ろ盾がある週3日と、単なる怠け者だが一応生活がかかっている週3日では、少し色合いが異なってくるのは否めない。それでも今のところ、皆さんとは可もなく不可もなく、仲良く(?)仕事をさせていただいている。その点に関しては何ら不満はないのだが。
まあ、こうした職場環境なもんだから、最初から、
「人の出入りは多いだろうな」
という気がしていた。長く腰を落ち着けて働く、という環境とは少し異なっている。辞めては入り、また辞めて入り、それは避けられないな、と。が、しかし!
実は今の職場は新しく立ち上がったセンターで、一緒に働いている方々も在職期間にほとんど差はない。それが、この数か月ですでに10人の人が辞めたのだ! 数か月で10人って、多過ぎでしょ、いくらなんでも。
確かに時給は安い。最低賃金すれすれだ。だが、それは入る前から分かっていることだ。原因は他にあるとしか思えないではないか。そう、あるのだよ、他に原因が。
主な仕事内容は、書類のチェックと入力である。何てことないものだ。しかし、なぜか会社はやたらと“格差”をつけたがるのだ。
あなたはミスが多いからこの仕事はしないで。
これは○○さんと○○さんがやって。
あなたはあの仕事だけをしてください。etc.etc.
そりゃね、請け負っている以上、クライアントの手前なるべくミスを出したくない、という会社の気持ちは、分かる。だが、あまりにもあからさまに格差をつけられたら、誰だって面白くない。やたらもったいつけて一部の人にさせている仕事というのも、よくよくその中身を見てみれば、何てことないものなのだ。慣れれば高校生のバイトでもできる。これは、私が言ったのではなく、実際にやっている方が言ったのだから、確かだ。
どうもね、立てる必要のない波風をわざと立てている、としか思えませんよ、アタシには。現に10人も辞めているのだから、
「そこんとこ考えてよ、よろしく」
と言いたくもなるではないか。
このままではどんどん辞めてしまうのでは、と考えると何とも落ち着かない。辞めてもすぐ次が見つかる40代の人達はいいが、この私はそうはいかない。あの地獄(?)の8ヶ月を考えると、早々は辞められまへん。
ともかく、落ち着いて欲しいなぁ~、もうこれ以上辞める人が増えないといいなぁ~、と心から願うレックスなのさ。
ちなみに、もちろんアタシは仕事が出来ない方の組です、ハイ。
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