今回の台風は、本当に恐ろしかったですね。やはり、自然の脅威の前には人間の力なんて、小さなものだと改めて思った。レックスの住んでいる所ではさほどの被害はなかったが、大きな被害が出た所も多く、胸が痛む。ホント、レックス家は古くてボロなので、他人事じゃない。
被害に会われた方には、心よりお見舞い申し上げます。
さて。
昨日、たまたま仕事から早く帰ってきたら、電話が鳴った。最近はよほどの緊急時でもない限り、友人たちとは全てメールでのやり取りだし、姉や親類もめったにかけてこない。そもそも友人の数も少ないレックス。電話が鳴ることはほとんどないので、
「誰かな?」
と思って出てみると、ありがちなセールス電話だった。
「リサイクル・ショップのウンヌン、奥様のご家庭で不要なものがございましたら、カンヌン・・・・」
というような。ま、細かい突っ込みを入れさせてもらえるなら、レックス家に奥様などというけっこうなものは存在しないのだが、それはそれ、これはこれ。
古くてボロくて、おまけにかつて大家族であったレックス家には、実は不用品は山ほどある。私にもその全容は把握できていないほどだ。が、この手の電話をかけてくる業者を、私は一切信用しないことに決めているので、ここはきっぱりと断ろう、としたのだが、その電話の相手が気になった。
どう見ても、いやどう聞いても、電話の向こうに居るのは、かなり年配の、それもあまり仕事経験は無さそうな女性。そう、私と同じおばさんと呼ばれる1人である。そのおばさんが、マニュアル通り(多分)に必死に私にセールスをかけてくるのである。
最近、転職を志しているレックス、就活サイトなどにはできるだけ目を通すようにしている。すると、思った通りというか、やはり私の年齢でトライできる職場はほとんどない。その中で時たま、「コールセンター」の文字が目を引く。60代でもOK! 時短勤務も対応! 無理なく働けます! おいしい文句が並ぶが、よくよく読んでみれば「ちょっとあやしげな感じがするんだけど、ここ・・・・」な所がほとんどだ(あくまで私の感想だが)。まとも(?)なコールセンターは、やっぱり30代・40代を募集している。きっと、私のところに電話してきたおばさんも、そんな(ちょっとあやしげな)コールセンターの1つに職を得た1人なのだろう。何だか、少し先の自分の姿をそこに見るようで、そっけなく電話を切るのがはばかられた。
もちろん最後には断ったのだが、
「自分も転職活動の際にはよくよく気を付けないとな。おばさんを積極的に採っている職場っていうのは、やっぱり何かわけがあるよ。調子に乗って、焦ってすぐに辞めないようにしないと」
としみじみ思ってしまったよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿