皆さん、お盆休みをいかがお過ごしでしょうか。台風の通過する地域の方、どうかお気をつけてください。
古くてボロくて(無駄に)デカイ我がレックス家、台風や地震の類はひじょーに怖い。いつもニュースを横目に、ハラハラしている。早く引っ越したいが、やはり先立つものもあり、それにこの家に愛着もあり。
まあ、まだまだ相続も終わっていないので、全てはこれから、なのだが。
今年のお盆は亡き母の新盆ということで、いろいろとあわただしく過ごしている。何とか無事に今日、「坊さんの訪問・我が家inお経」も済ませることができた。後は明日の送り盆を残すのみだ。別に大したことをしているわけでもないのに、
「新盆、どうやるのかな。盆棚の飾りはこれでよいかな。お布施の相場はいくらぐらいなのだろう、渡し方はどするのかな」
などと、あれこれ気を使い、すっかり疲れてしまったよ。ま、これも無知のなせる業なんだけどね。父はずいぶん以前に亡くなっているし、一通り経験しているはずなのに、何にも覚えていないんだな、これが。
もっともあの時には母が健在だったし、アタシはほんの添え物程度。今回は「施主」という立場がずっしりと両肩にのしかかっているんだろうな、ってか、分不相応というかね。
皆さん、こうした行事はバカにせず、きちんと覚えて置いた方がいいですよ。でないと、アタシのように苦労します、ハイ。
それにしても、お寺ってやっぱり何かとお金がかかる。今回、新盆を迎えるにあたってインターネットでお布施の相場を調べてみた。だいたい3万から5万ということだったので、最低ラインの3万を包んでおいた。ウチは女所帯だし、末席の檀家だし。それに、次回秋と春の彼岸もあるので、無理をするとこれからがきつくなる。
これ以外にも塔婆の費用もあるし、本当に1年目は何かと物入りだ。あっと言う間に一周忌も来るしね。
ウチは、母には悪いが一周忌は塔婆をあげて、後は姉一家と墓参するだけにしようと思っている。特に法要は行わない。お金のこともあるけれど、それ以上に寺でやってもらう法要に疑問を感じるからだ。一番大切なことは、私たち遺族が心を込めて供養する、それにつきるのではないだろうか。
今、若い人たちの「寺離れ」が進んでいる。若者だけではない。レックスの周りの40代の同僚パートさんたちも、
「私は樹木葬がいいわ」
「私は海に散骨してほしい」
などと話している。それって、意識の変化もあるけれど、お寺の側にも責任の一端はあるのじゃないかな。遺族の心よりもお金を大切にしているような気がしてしまうんだよね。ほれ、昔からあるじゃない、「坊主丸儲け」。ああいう言葉があるということは、それだけお寺がお金に執着している、少なくともそう感じられる、ということじゃないのかなぁ。
レックスの独断と偏見だけど。
ところで、仏間のエアコンが壊れてしまって、仕方なく盆棚をエアコンのある部屋にこしらえたんだけど、
「なかなかよくできたな」
と自画自賛している。仏壇よりもこっちの方が広々していて、見ていて気持ち良いのだ。母も喜んでいる気がする。何だか、こうして盆棚の前でゴロゴロしていると、母と一緒にいる気分になる。盆棚をこしらえた部屋は母の部屋だったところだから、よけいに。
母が生きていた時にもよくこの部屋で一緒にエアコンにあたりながら、ゴロゴロしたものだ。というのも、高齢者って、どういうわけか、エアコンがキライ。何かというと、
「お母さん、そんなに暑くないから、大丈夫だから(スイッチを)切って」
と口癖のように言っていた。こっちは熱中症が心配だというのに。私が一緒ならばエアコンを使うので、それで仕方なくよく母の部屋に居たのだ。こっちはおかげで仕事がはかどらなくて困ったが。
今日はお盆で母が家に帰って来ている。このままこの部屋で、一緒にダラダラして過ごそう、あの日のように。
幸せっていうのは、日々のさりげないうつろいの中にあるものなんだね・・・・・
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