2018年10月21日日曜日

やはり、世間は甘くない・・・・(っつーか、お前が甘い>自分)・「試験監督」のお仕事


このところ早帰りが当たり前になりつつある我が職場、それはそれで嬉しいのだが、やはり時給の身には素直に喜んでばかりもいられない。さりとて、今の職場で出勤日を増やすのも今一気が進まない・・・・という我儘なレックス、副業探しにいそしんでいた。


が、元々怠け者な上、すっかりリタイア・モードに入ってしまっているこの老体、副業と言ってもおいそれと条件の合うものが見つかるわけもない。そもそも本業すらままならないってのに!?



それでも一つ、

「これなら何とかなるかな?」

 というものを見つけ、登録説明会に行って来た。

 

それは、副業を考える人間なら誰しも一度は目にするであろう、試験監督のお仕事。

「これなら単発で自分の都合の良い日にできるし、それほど重労働ということもないだろう。私だって、試験監督の経験はないけれど、資格試験ぐらい受けたことあるし!(落ちたけど・・・・・・)

試験監督と受験生とでは行って帰るほどの違いがあるのだが、単純なレックス、いそいそと登録説明会に出かけたのだった。第一、他にあまりこれと言ったものが思いつかなかったのも確かだ。

 

軽作業などの単発の派遣は「派遣法」で私のようなシングルの低収入者は引っかかるし、在宅ワークというのは、これはこれで大変に厳しい場合が多い。だいたい納期がキツイか、ノルマがキツイか、それとも単価がめちゃくちゃ安いかのどれかだと思っていい。よほど高度・特殊なスキルの持ち主ならいざ知らずだが。根性の無いことでは他の追随を許さないこのレックス、内職含む在宅ワークは到底勤まるまい。

 

と言って、

「都合の良い日に来ればいいよ~、1ヶ月に1日でもいいから!」

 などという奇特&お人よしな経営者など、居るわきゃない。この試験監督というのは、これらの諸条件をほぼクリアしてくれる貴重なお仕事、ではないだろうか、と考えたわけですよ、無い知恵絞って。いや、他に思いつかなかったというのが本当のところで。

 

で、行って来たわけだが。

結論から言うと、

「やはり、世の中、うまい話はない・・・・・」

 いや、この仕事や会社がどうのということではない。私が甘かった、ということだ。

 

この仕事の特徴として、「スーツ着用」というのがある。それは事前に了解していたのだが、スーツの色やインナーの色まで指定されている、とは知らなかった。こうなると、レックス、

「(指定に合うものは)1枚しかないよ・・・・・・」

 ま、いつもそれを着てりゃいいだろ! という話なのだが、う~ん、夏・冬これ1つとなると、かなり仕事をする機会が限られるな。夏に着るスーツがない・・・・。そもそも以前の正社員時代には制服があったので、スーツを着る必要が無かったからなぁ、あんまり持ってないのよ。今さら買うのもなんだしね(お金もないし)。



それに、スーツなんかよりはるかに重大な問題が一つ。

「必要な時には黒板もしくはホワイト・ボードに注意事項等を板書していただくことがあります」

「ええ~!?」
 
字が下手なことでも他の追随を許さないレックス、アタシの字で読めるかしら、受験生の皆様。

「試験監督の字が汚くて、読めませんでした!」
なんて、クレームの嵐だったらどーするよ!?


それに、登録まではどうにかこぎつけたとしても、採用されて実際に試験監督としてお仕事をもらえるかどうか、というのはかなりビミョーだ(こと、レックスに関しては)。向こうだって、ひょっとしたら受ける方の人生を左右しかねない大事な試験の監督者、なるべくそれにふさわしい人を選びたいだろう。この、アバウトで抜けてる私なんかにはたしてやれるのかしら、とかなり不安になってしまった。
 


1ヶ月に1日ぐらい出来たらいいな。そしたら、服買ったり、旅行したりするお金ができる」

 なぁ~んて取らぬ狸の皮算用をしていたのだが、まったくいい年してどこまでものんきなヤツである。

 

一緒に説明登録会に参加していた人たちは、20人ぐらいだったろうか、女性の方が男性より少し多かった。見たところ、男性の年齢層はどちらかと言えば私と同じくらいかそれより高めで、女性は私より少し下の方が多かった。中にはきちんとダーク・スーツを着た、みるからにビジネス・ウーマン風の人もいて、おそらく他にちゃんとした仕事を持っているのだろう。

皆、それぞれに思う所あって、参加されていたのだろうな。これからはもっともっと、Wワーカーが増えて行くのかもしれないなぁ。

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