2018年4月17日火曜日

コールセンターがダメなら事務センターがあるさ!?


さて、中高年の味方(しつこいな)コールセンターから立て続けに嫌われたレックスが次に目をつけたのが、「事務センター」だった。

 

長年、超小さな会社の正社員として過ごしてきた私にとって、この「事務センター」なるものはほとんどなじみがなかった。私たちの新卒時代(もちろん、昭和)には事務センターなどなかったし、これまで働いてきた営業所では、辞める少し前まで私が唯一の事務員だったのだ。

 

求人サイトや求人誌をよくよく読んでみると、この事務センターとはいわゆるアウトソーシングというヤツで、例えばAという会社がBという会社から事務作業を請け負って、自分の所で人を雇ってその作業をやらせる、というものらしいと分かった。B社は自分の所で人を雇うより安く、そして手間もかけずに仕事をさばけるし、A社も開発費を使ったり、社員を育成したりする費用や手間をかけずに利益を上げることができる、ということなのかもしれない。

 

事務センターの良い所は、あまり年齢をうるさく言われない点だ。普通の会社と違って来客がほとんどないので、若くて見栄えの良い社員を雇う必要性が少ない。また、本当に大切な仕事を外注に出す会社なんてあるわきゃないので、仕事自体にも高いスキルは求められない。ただし、直接雇用の一般事務パートよりも、時給が若干安めな場合が多い(当社比)。

 

しかし、ここまで様々な会社から振られまくってきたレックス、時給が安いの何のと言っていられる立場ではない。ここは事務センターに望みを託してみるしかないではないか。私は地元で募集をかけている事務センターの一つに応募してみることにした。

 

そこは、主婦をターゲットにしている求人サイトに載っていた募集の一つで、紹介予定派遣というタイプの仕事だった。この紹介予定派遣というのも、浦島太郎レックスにはやっぱり馴染みの無い単語だ。派遣で一定期間働いた後、直接雇用に替わるというものらしい。「直接雇用」、60を目前にした私にとって、なんと甘美な響きだろうか!?   だって、23年働いて放り出されたら、もう今度こそ仕事なんてありませんぜ、奥さん!? それに、服装もオフィスカジュアルよりもさらにカジュアル。ジーンズもOKなんて、嬉しい限りだ

「今さら通勤着に金なんざ、一切かけたくねーよ!」

 というアタシには何より喜ばしい一言。やっぱり、ここは受けるしかない。

 

というわけで、未知の領域「事務センター」に足を踏み入れる決心をした私だったのだが。

 

その試験の顛末はまた、次回。

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