今回の母の死因は、ありていに申せば「老衰」。あらゆる臓器の機能が低下し、死に至った、ぶっちゃけるとそういうわけで。
中でも問題だったのが肝臓機能の低下と血圧の低下だった。で、ここからがレックスの独り言になるのだが・・・・・。
今、日本では血圧が少し高いとすぐさま血圧降下剤が処方される。130以下だったっけ? 確か。そして血圧降下剤というものは、一度飲み始めると中々途中で止められない。いつまでもダラダラと支給、もとい、処方される。
で、母もその血圧降下剤を長年飲んでいたわけだが、私の個人的な感想としては、
「薬、飲むほどじゃないんじゃね?!」
というのが強くあって。
誰でも年を取ると多少血圧は高くなる。これは、どなたかも仰っていたが、「高くなる必要があるから、つまり身体が要求しているから、だから高くなる」のじゃないのかな、と思うのだ。
というのも、亡くなる前の数か月間、私が頭を悩ましていたのが、母のむくみ。特に足。年を取るとどうしても血流が悪くなる。それを補うというか、改善するために血圧が上昇するのでは、そんな気がするのだ。
だから、180とか190とか極端に高いのは別として、多少高いぐらいだったら薬で無理やり下げる必要ないのではないのかな、と。
どうも、今の日本の医療、血圧に、特に高血圧に目くじら立て過ぎのような気がするよ。むしろ、年をとったら極端な低血圧の方が問題は大きい。母も亡くなる直前は血圧が極度に低下していたしね。それでも、その少し前まで血圧降下剤が処方されていたようだし。これって、どうなのだろう。
それとね、肝臓機能の低下。母は酒が全く飲めない。甘酒で酔っぱらうような人だった。その母が肝臓機能が低下して死亡した。もちろん、一番の原因は加齢だろう。しかし、やはり「薬」もあったのではないのかな、と子供としてはどうしても考えてしまうのだ。
かなり以前から、私は母に認知症の薬を飲ませることに懐疑的だった。50代、60代、せめて70代ぐらいの若い認知症の方ならいざ知らず、もはや80も後半、90になろうかという人に薬を飲ませたところで、改善が見込めるとは思えない。そもそも認知症は完治しない病だ。
何より母には認知症による困った症状、徘徊とか暴言・暴力、妄想、感情の起伏、などといったものが一切見られなかった。記憶は確実に失われていったし、空間や時間の認知障害も顕著だったが、しかし周辺症状は無かったのだ。そんな母に薬を飲ませる意味があるのだろうか、と。
というのも、この認知症の薬、これがけっこう副作用があってね。まず、お腹にくる。母の場合は下痢。どうだろう、お腹の調子が悪いと、高齢者の場合、確実に体力等が失われていくと思うんだよね。だから、在宅介護をしていた時には、医者には内緒でこっそり薬の量を減らしていた。しかし、それで病状が悪化したということもなかった。
何だか、母の肝臓機能が低下したのは、こうした薬のせいもあったのではないだろうか、そんな気がして仕方がない。
でも、私には医学の知識があるわけではないし、あくまでもこれは私の個人的な感想に過ぎないので、これが正しいなんて言いきれない。ただ、今の日本は高齢者に薬を処方しすぎているのでは、と思えて仕方がない。
で、タイトルなんだけど、美容と健康のためにサプリメントを飲んでいる方も多いことと思う。でも、サプリメントもしょせんは薬の一種。過ぎたるはなんたるかで、あまり飲みすぎるのはいかがなものかな、と思う。あなたの大切な肝臓のためにね。ま、若いうちはいいんだけど、年取ってから出るような気がする。
レックス、薬はなるべく飲まないようにしている。レックスの持論、「薬は飲まずに済むなら飲まない方がいい。手術はやらずに済むならやらない方がいい」。結局自然が一番ってことかな。
それにしても・・・・・こんなこといろいろ考えていると、(母の介護について)本当に悔いが残ってしまう。まあ、悔いの残らない介護なんて、ないんだけどね・・・・・。
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