2019年5月12日日曜日

地獄の沙汰も金次第・・・・・・


 
 
母の葬式に始まり、その後片づけで終わった今年のGW、気がついたら世の中は令和だった。私ももう2年以上一人暮らしなので、よく一人暮らしカテのブログを拝読するのだが、中に、

GWはどこへも行かなかった~!」

 という記事にお目にかかる。私も当然そうなのだけれど、今年は何しろ葬式に始まり葬式に終わったという感じで、寂しさやつまらなさを感じている余裕も無かった、というのが正直なところだ。

 

しかも、GW明けは仕事が珍しく忙しくてね。相変わらず正社員オヤジは差別しやがるし、やっと昨日、今日でひと息ついた、って感じですよ、ヘコヘコ。

 

 

ところで、表題。

そう、やはり昔の人は賢い! エライ!! 

当初より私も姉も、

「母は家族葬でなるべく質素に」

 と申し合わせていた。呼ぶべき人もそれほどいないし、我々も社会的地位のある人間というわけじゃない、喪主(私のことね)に至っては「ただのパート勤めおばさん」である。

で、その通り家族葬にしたのだが、なんやかんやでやはり100万ほどかかってしまった。列席者なんて、レックス入れても13名ほどだったのに、だ。調べてみたら、レックス居住地域ではやはり平均110万ぐらいはかかるみたいだ。家族葬でそれぐらいかかるとしたら、一般葬だったら一体いくらになるの!? と。

 

で、その100万だけど、葬儀社に支払う金額もさることながら、寺の坊主に渡すお布施、これがなんともかんともなのだよ、ワトソン君。詳しくは言えないけどね。

レックス家はすでに祖父の代からの墓を持っている。一応、檀家ってやつですか。葬式をやるについては、この寺を無視するわけにはいかない(無視したかったけど。レックス、坊さんが好きじゃない)。

 

実は、今回母の死をきっかけに墓じまいをして、永代供養墓にしたかったのだ。レックスには子供がいないし、このままではどっちにしろいずれは墓を継ぐ人がいなくなるからね。

が、まだ父の兄弟(つまりはレックスの叔父叔母)が存命なので、墓じまいをするわけにもいかず。何しろ、じーちゃんやばーちゃんの骨も入っているので。今墓じまいをしてしまったら、叔父叔母からクレームの嵐が吹き荒れる。

 

いや~、この寺、坊主、これが実にクセモノだ。この後も四十九日、一周忌、三回忌と、まだまだ金がかかる。「坊主丸儲け」とはよく言ったもので、昔の人って本当に賢い!

 

本当は、供養って気持ちが一番大切だと思うんだけどね。亡き人を弔う気持ち、成仏を願う思い、それが一番の供養じゃないのかなぁ。それが、全て「」となる。何だかなぁ、と思う。

 

それでも、遺族として、

「さあ、どうします? どれにします?」

 と迫られたら、

「あんまりケチケチしたら(亡くなった人が)かわいそうだよね」

 とつい考えてしまう。足元を見る、っていうのかなぁ、葬儀関連はどうもそういう場面が多い気がするよ。

 

ウチの場合は母がきちんと葬式代やら何やらのお金を残しておいてくれたので、そういう意味では困らなかったが、それにしても貧乏人はおちおち死ねないよね、と感じてしまった。

 

だけど、寺は少しもうけ過ぎじゃないのかなぁ。直葬や永代供養墓にする人が増えているというのは、実によく分かるよ。

 

レックスは子供がいないし、墓には入る気はない。そもそもあの坊主に拝んでもらったら、反って成仏できねーよ!?
 
死んだら海に散骨して欲しいな、と思っている。これからはいろいろなタイプの葬式や墓が増えるのかもしれないね。



 

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