今日は(月遅れ)お盆の入り、俗に言う「迎え盆」である。仏壇のあるレックス家でも、汗を拭き拭き墓参りに行って来た。いつもは私1人のこの6DKのガランとした我が家も、今日から数日間は賑やかなはずである。
ちなみに、レックス霊感はゼロ。見事なくらい、ありましぇん。怖い思いをしたことも1度もない(したくもないけど)。金縛りに1回あったくらいで。
しかし、午前中に墓参りに行き、買い物をしただけなのに帰ってきたら何だか疲れてしまって、ひたすらダラダラしていた。やっぱりこの細い(?)肩に父やら祖母やら、会ったことのないご先祖様やらがずっしりとかぶさって来たのかしら!? ふぉーっふぉっふぉっふぉ。
しかし、午前中に墓参りに行き、買い物をしただけなのに帰ってきたら何だか疲れてしまって、ひたすらダラダラしていた。やっぱりこの細い(?)肩に父やら祖母やら、会ったことのないご先祖様やらがずっしりとかぶさって来たのかしら!? ふぉーっふぉっふぉっふぉ。
迎え盆・送り盆と言われても、仏壇の無い方はピンと来ないだろう。ようは、あの世から亡くなった方々が里帰りをする日で、昔は家族内揃って墓参りに行ったものである。で、お迎えに行く日が迎え盆、お見送りする日が送り盆だ。正式には提灯を下げて、
「ご先祖様、こちらですよ~」
と家までお連れし、数日過ごしてもらった後、
「さあ、あの世にお帰り下さい~」
とまた墓までお連れする。
子供の頃、母の実家で迎え盆を経験したことがある。田舎のこととて、墓がめちゃくちゃ遠いのだ。いわゆる村はずれというやつで、辺りに人家などない。しかも林の中に古い墓石が点在しているという感じで、リアル「舌切り雀」のおばけ登場シーン。おまけに、当時はまだまれに「土葬」があって。これは、死体を焼かずにそのまま埋葬することで、今は行われていないと思う。また、ちょっと意地悪な叔母がいて、
「ほら、あそこに新しい(土葬の)お墓が」
とか言うんだよね、わざわざ指さして、これが。未だにあの時の恐怖は忘れない。
今はもちろん私は提灯なんて下げてはいかないが、一応墓参りは欠かさない。仏壇には小玉スイカとかぼちゃ、お菓子をお供えした。
これ、お供えするのはいいんだけど、後がね~。ほれ、1人暮らしでしょ、かぼちゃ1個食べるのはけっこう大変すよ。お盆が終わったら、かぼちゃが私の主食になりそうな勢いで。
ところで、昔はお盆と言うと必ず「怪談」があったものである。ドラマはもちろん、講談というのだろうか、語りもあった。坊主頭の怖そうなおじさんが、顔の下からライトを当てて、おどろおどろしく話していたっけ。特に怖かったのが「四谷怪談」だ。やはり、あれは日本怪談の王者だな、と思う。しかし、最近はとんと怪談にお目にかからない。最近の人には人気がないのかな~。まあ、今は生きている人間の方が霊よりよっぽど怖いのかも。
しかし、ケーブルテレビではけっこう怪談ものがあり、私は密かに楽しみにしている。実はレックス、怪談好きです。その昔、テレビの「あなたの知らない世界」を固唾をのんで見ていたものだ(この番組をご存知の方は同世代だなwww)。私から言わせると、怪談というのは単なるホラーではなく、一種のロマンである。合理性や論理性では解決できない何か、それが怪談ではないだろうか。怪談には人間性の深い部分が隠れている、そんな気がする。
ところで、霊感はナッシングなレックスだが、実はちょっとした「能力」があった。あったというのは今はないからで、年と共にその能力(?)は消えてしまったのだ。
それはどんなものかというと、「土地」に対する感受性とでも言うのだろうか、そこに行ったとたん、
「!?」
と感じる所が、2、3あったのだ。1つ例に挙げると「○袋(都内某所)」で、改札を抜けて表に出たとたん、
「・・・・・暗い」
と感じたものだ。それはむろん天気とは全く関係ない。太陽がカンカン照りつけていようが、空がどこまでも青く澄んでいようが、街全体が妙に暗く、重く感じるのである。若い頃は極力〇袋に行くのを避けていたものだ。
逆に気持ちが良かったのが、皇居の辺りで、空気が非常にさわやかで心地よかった。
「さすが、家康、一等地を選んだな!?」
とつくづく思ったものだ。
ところで、よく
「あそこは刑場後だから、悪い土地だ」
と言う人がいるが、それは少し違う。レックス的には、
「刑場があったから、悪い土地なのではない。悪い土地だから、刑場ができたのだ」
である。自分たちの家を考えてみればわかる。日当たりの良い、風通しの良い場所に、トイレは作らないだろう。居間やダイニングを作るはずだ。それと全く同じである。
そんな、「土地勘(?)」を持っていたレックスも段々そうしたものは感じなくなり、おばさんになった今ではまるでなくなってしまった。う~ん、やっぱり心が穢れると、何も感じなくなるのかしら~!? とちょっぴり寂しいレックスである。
何事も鈍くなる、ということかもしれない。
でも、怖がりなので、あまりこの種の能力は無い方がいいです・・・・・。
(昔は健康診断で病院行くたび、体調崩してました。霊感のある知り合い曰く、「病院は・・・居るよ」だそうで。だから身体がおかしくなる人もいるそうな。健康診断で体調悪くしていたら、何のために病院行くのか分からんよなぁ・・・・・あ、これも今は何でもありましぇん)
0 件のコメント:
コメントを投稿